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ヨーロッパ文化教養講座(2022年イギリス映画 「ロスト・キング 500年越しの運命」鑑賞記)
2024/06/05
500前の王様の遺骨を発見するあり得ないような話だが、何と実話ベース(ファンタジーを混ぜるが)とのこと。イギリスの歴史に詳しければもっと楽しめただろう。
好きなところ:
1.リチャード三世の遺骨を考古学に無縁だった素人女性が見つけたという、びっくりするようなお話。
2.その素人女性が見つけようと思ったきっかけが、シェークスピアの演劇を見たことからだが、本物のリチャード三世の幻影が彼女を導くというファンタジーにしたのも良いアイデアだと思った。
3.その素人女性フィリッパ・ラングレーを演じたサリー・ホーキンスの演技も素晴らしいと思った。
もう少しお年をとると、マギー・スミスみたいになるのかなと思った。
4.彼女の業績を権威筋が奪うという現実的な大人の事情もスパイスになった。
引っかかったところ:
1.創作で良いので、彼女が大学をギャフンと言わせるシーンが見たかった。
「クィーン」の名匠スティーブン・フリアーズが「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンスを主演に迎え、500年にわたり行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨発見の立役者となった女性の実話をもとに撮りあげたヒューマンドラマ。
フィリッパ・ラングレーは職場で上司から理不尽な評価を受けるが、別居中の夫から生活費のため仕事を続けるように言われてしまう。そんなある日、息子の付き添いでシェイクスピア劇「リチャード三世」を鑑賞した彼女は、悪名高きリチャード3世も実際は自分と同じように不当に扱われてきたのではないかと疑問を抱き、歴史研究にのめり込むように。
1485年に死亡したリチャード3世の遺骨は近くの川に投げ込まれたと長らく考えられてきたが、フィリッパは彼の汚名をそそぐべく遺骨探しを開始する。
「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブ・クーガンが主人公の夫を演じ、ジェフ・ポープと共同で脚本も担当。
2022年製作/108分/G/イギリス
原題:The Lost King
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2023年9月22日
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