ヨーロッパ文化教養講座(粗品と絶品クラシック 「コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲」)
2024/06/29
2024年4月26日サントリーホールの読売日本交響楽団公演。
前半のコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を中心に放送された。
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン:ロザンネ・フィリッペンス
コルンゴルトは、1897年オーストリア・ハンガリー帝国ブリュンに生まれた天才作曲家。
1920年23歳のときに、今でも時々演奏される、オペラ「死の都」で名声を得た。しかし、ユダヤ系だったため、ナチスの台頭時アメリカへ亡命。
アメリカでは、ハリウッド映画の作曲家として活躍。
戦後、純クラシックの曲を作って、故郷へ持ち帰るも、前衛音楽の時代となっていた、ヨーロッパ・クラシック界では、古くさいとして、酷評され、失意のうちにハリウッドへ帰った。
死後、再評価され、今日では演奏会でもよく取り上げられるようになった。
ロザンネ・フィリッペンス さん(1986年10月26日 、アムステルダム生まれ)はオランダ出身のヴァイオリニスト。
今回初めて観たヴァイオリスト
曲は、第1楽章の出だしや、第3楽章のクライマックスのオケのハーモニーが、何かジョン・ウィリアムズの映画音楽に出てくるような感じがする。
また、ヴァイオリン・ソロのパートも技巧的で、綺麗に弾くのは難しいと思われるが、ロザンネ・フィリッペンスさんは、情熱的ながら丁寧に音を出していたと思う。
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