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ヨーロッパ文化教養講座(2023年フランス映画「私がやりました」)

2024/08/15
WOWWOWのフランス映画特集で鑑賞。
フランスらしい、オシャレで綺麗な、クライム・ミステリー・コメディだが、平行してMee Too 運動やフェミニズムの主張も込められている。
視聴後感も良い、楽しい映画だった。

若い女優マドレーヌ(演 ナディア・テレスキウィッツ)、同居人の弁護士ポーリーヌ(演 レベッカ・マルデール)が、無実を掴むまでの前半もまあまあ面白い展開だが、そこに無声映画時代のスター女優 オデット(演 イザベル・ユペール)が登場してからは、あっという間に映画に引き込まれた。
そして、エンディングの巧なこと! 
こういう眼福で明るい映画を、酷暑の今は観たいと思う。

「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督が、映画プロデューサー殺人事件の“犯人の座”をめぐって3人の女たちが繰り広げる騒動をユーモアたっぷりに描いたクライムミステリー。

パリの大豪邸で有名映画プロデューサーが殺害され、新人女優マドレーヌが容疑者として連行された。マドレーヌはプロデューサーに襲われて自分の身を守るために撃ったと供述し、親友である弁護士ポーリーヌとともに法廷に立つ。正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチは裁判官や大衆の心をつかみ、マドレーヌは無罪を勝ち取ったのみならず、悲劇のヒロインとしてスターの座を手に入れる。そんな彼女たちの前にかつての大女優オデットが現れ、プロデューサー殺しの真犯人は自分だと主張する。

「悪なき殺人」のナディア・テレスキウィッツがマドレーヌ、「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」のレベッカ・マルデールがポーリーヌ、「エル ELLE」のイザベル・ユペールがオデットを演じた。

2023年製作/103分/G/フランス
原題:Madeleine
配給:ギャガ
劇場公開日:2023年11月3日

映画.com

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