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ヨーロッパ文化教養講座(題名のない音楽会「未来への扉!ニュースターの音楽会2024」)

2024/06/27
ヴァイオリンの東亮太君、トランペットの児玉隼人君の紹介

1) 「パガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏
作曲: S.ラフマニノフ
編曲: 萩森英明
ヴァイオリン: 東亮汰
指揮: 大井駿
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

下記はピアノ伴奏版の第18変奏:

ピアノ協奏曲としてコンサートでもよく演奏されるこの曲を、売れっ子編曲家の萩森英明さんが、ヴァイオリン用に編曲した作品(この日のため?)
1番有名な美しい第18変奏を、東亮太君がゆったりといい音で奏でた。

東亮太君は、反田君のJNOのメンバーで今は岡本君に代わってコンマスらしい。それだけでも、優秀なヴァイオリニストだということがわかる。

東君が将来指揮者を目指していると聞き、小生はJNOコンサートの反田君の弾き振りが現時点ではピアノ演奏に悪影響を与えていると思っているので、ピアノ協奏曲は、当分の間、東亮太君に指揮をしてもらえば良いなと思った。

トークで印象に残ったことは、
・4歳のときに母親が所属していたオケの指揮台に立って指揮者になりたいと思った。指揮者になるには、何か楽器を演奏できないといけないということで、ヴァイオリンを習い始めた。

・日本音楽コンクールは、3年連続ファイナルに残れなかった。1番の理由は本番で緊張するから。人から、本番直前に急激な運動をして脈拍を一度上げ、下がったときに本番に臨めばリラックスすると聞き、4年目は実践(楽屋で足踏み=変な人と思われた?)したところ、落ち着いて演奏でき、第1位を勝ち取ることができた。

・次に日本音楽コンクールの本選で弾いたブラームス
東君の楽譜には音符が読めなくなるくらいの書き込みがあり、猛練習のあとがわかった。

2) 「ヴァイオリン協奏曲」第3楽章より
作曲: J.ブラームス
ヴァイオリン: 東亮汰
指揮: 大井駿
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

庄司紗矢香さんのかなり若いときの演奏:

3)映画「天空の城ラピュタ」「ハトと少年」より
作曲: 久石譲
トランペット: 児玉隼人
指揮: 大井駿
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

次は、14歳のトランペッター 児玉隼人君が登場
お馴染みの宮崎駿アニメの曲を軽やかに正確にいい音で奏でた。

・児玉隼人君は、5歳?のクリスマスにサンタさんに「ドラえもんのポケットが欲しい」と言ったら、コルネットが届いた。
彼の一家は、両親、姉、妹全員が違う金管楽器の奏者という金管一家だそうだ。
・フランス人の名手トランペッター、アンドレ・アンリ氏の地元釧路でも公演でその素晴らしい音を聞いたことで、トランペットに嵌まっていったとのこと。
・次のフンメルの曲でもトランペットの超絶技巧を軽々と弾いてくれた。

4)「トランペット協奏曲」第3楽章
作曲: J.N.フンメル
トランペット: 児玉隼人
指揮: 大井駿
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団


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