見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜(1)」鑑賞記)

2024/01/17
14日より、TBSの日曜劇場で、「オーケストラもの」が始まった。

昨年の「リバーサルオーケストラ」のように、ポンコツオーケストラを名指揮者が蘇らせるという設定になっているようだ。

「リバーサルオーケストラ」は、劇中音楽は、クラシックの名曲を清塚信也氏が編曲して楽しかった。
「さよならマエストロ」の方は、オーケストラの演奏シーンでは、名曲をそのまま使っているようだ。

第1話で気がついた点
1.冒頭、夏目俊平(なつめ しゅんぺい)マエストロ(演 西島秀俊)が代役として指揮をしたホールは、ヨーロッパではなく、東京オペラシティコンサートホールに見える。

2.曲は、J.シュトラウスの「狩り」とシューマンの「ライン」交響曲

3.夏目マエストロが、全くバラバラで音が合わない晴見フィルハーモニーのメンバーに、アドリブで演奏するように提案する。26:00
*実際にこういう指導法があるのだろうかと興味深かった。

4.夏目マエストロが、トランペット奏者(森大輝(もり だいき)演 宮沢氷魚)に、スタッカート奏法を餃子を醤油につけるようにと、アドバイスしたところ。32:50

5.夏目マエストロが、「ベートーヴェン先生」と言うところ。監修の広上マエストロがよく使う言葉だと思って、思わず笑ってしまった。38:57

6.夏目マエストロが、ティンパニー奏者(内村菜々(うちむら なな)演  久間田琳加)に対して、ベートーヴェン先生の「ダダダーン」の解釈について「その解釈は面白い」と熱く語るところ。
今回最も感動的なシーンだった。49:54

7.SNSを見ると辛口の感想も多いが、クラシックファンとしては、ドラマの出来にかかわらず、毎週楽しみに見るのであろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?