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ヨーロッパ文化教養講座(「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」(8) 最終回「無実の罪」録画鑑賞記)

2023/07/11
シーズン2の最終回。シーズン3も引き続き放送するとのことで嬉しい限りである。

理論派×熱血コンビが事件を解決!フランス発ミステリー、シーズン2。最終回。犯罪資料局で立てこもり事件が発生。人質になったのはアストリッドとラファエルだ!

犯罪資料局で立てこもり事件が発生。警察が犯人と交渉を試みると電話に出たのはラファエルだった。その日の朝、マリッサという女性がアストリッドの前に現れ、殺人犯にされたとえん罪を訴えた。資料を見て信ぴょう性があると感じたアストリッドにラファエルが合流。2人はほかの資料を確認するため、ひそかにマリッサを犯罪資料局に連れていく。そこで脱獄犯だと知られマリッサが、アストリッドとラファエルを人質に取ったのだ。

(c) FRANCE TELEVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Television Belge) - 2020

NHK海外ドラマホームページ

コメントと感想:
1.原題は、「Garde à vue(警察の拘留)」。
邦題は、立てこもり犯マリッサの立場から「無実の罪」としたが、原題は、無実の罪で拘留されたマリッサと、規則を破ってマリッサを犯罪資料局へ連れて行ったラファエルの拘留も意味しているのではないかと思った。

2.最終回なので、スペシャル感を出すためか、2人のヒロインが犯人の人質になり、その後警察に拘留される。
そして、主要人物がほぼ全員登場してアストリッドとラファエルのために、アストリッドの指示のもと、事件の解決に奔走する。

アストリッドに好意をもつ、テツオ・タナカ、ウィリアムと、ウィリアムが主宰する自閉症グループも捜査に協力。
その中で、アストリッドとウィリアムの出会いのシーンが回想される。

カール・バシェール警視正も陰でラファエルを見守る。

マティアス検事は、(可哀想にも?)冷酷な出世主義者のクズであることになって、ニコラ・ペラン警部に一発殴られ、ラファエルにも振られ、ひとりぼっちになってしまう。
*マティス検事はシーズン3にも登場するのだろうか? このまま退場?

3.第8回は、サスペンスとしては、冒頭から最後まで目が離せない展開でありながら、アストリッドとラファエルを中心とするチームワークの素晴らしさを描き出し、心暖まるエピソードだったと思う。

最後に、羅針盤と指ぬきの友情を確認するシーンがとても良かった。

4.シーズン3は?

1)シーズン2の最後で、アストリッドが犯罪捜査に直接加わることを禁止されたので、どのように、この問題を解決するのだろうかと思う。

2)テツオ・タナカとアストリッドの関係の発展は?

3)マティス検事はこのまま退場するのか?
どちらにしても、ラファエルの新たな恋は?

4)アストリッドと母親との関係、ラファエルと父親との関係はどうなる?

などなど興味は尽きない。

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