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ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル3 (6)「黄金の血」録画鑑賞記)

2023/08/29
原題は、「Sang d'or」文字通り、「黄金の血」。
本筋の事件と登場人物のエピソードが上手くミックスされ、シーズン3では、1番楽しめたエピソードだった。
*「黄金の血」は、1960年に発見されて、世界で50人くらいしか、いないそうだ。

理論派×熱血コンビが事件を解決!フランス発ミステリー、シーズン3。心臓にくいを打たれ血液をすべて抜かれた写真家の遺体。被害者は希少な「黄金の血」の持ち主だった。

写真家ジョナタンが自宅で死亡しているのが発見される。心臓にはくいのようなものが打ち込まれていた。アストリッドは、大量に出血したはずなのに周辺に血痕が見当たらないことを指摘。さらに首には牙でかみついたような傷痕があった。検視の結果、体内の血液はすべて抜かれていた。

被害者は東欧マフィアから多額の借金をしていたと分かる。その後、被害者は「黄金の血」と呼ばれる希少な血液型の持ち主だったと判明する。
©Patrick FOUQUE / JLA PRODUCTIONS / FRANCE TÉLÉVISIONS

映画.com

コメントと感想:

1.心臓に杭を打たれ、体の血を全部抜かれている死体が発見される。幽霊が怖いラファエルのために、皆が「吸血鬼」という言葉を出すのをためらっている。終盤唯一、この言葉を発したのは、ラファエルだった。

2.久しぶりに、テツオ・タナカが登場。アストリッドは、タナカにキスをしたくなるが、心の準備無しに、体に触れられたり、ましてやキスをされたりするとショック状態になると恐れて悩む。
その悩みの中で、犯人を特定する重要なヒントを掴む。

3.また、「社会力向上クラブ」の会合のシーンも久しぶり映され、いつも親切なウィリアムは、今回は、「アストリッドがどうしたらキスができるかという」命題の解決に協力する。

4.一方、ラファエルは、ニコラ・ペラン警部から相談があると言われて、ニコラの彼女エマとの仲がうまくいっていないのではと、1人で盛り上がる。そろそろ、ラファエルにも新しい恋が必要ではないだろうかと思った。

5.アストリッドは、亡父の恋人だった、警察学校の教官の支援を受けながら、卒業試験に臨むことを決意したということが、ラファエルとの会話の中でサラッと触れられる。

6.シーズン3も残すところ後2回。シーズン4が既に放送されているので、今シーズンは、アストリッドの卒業試験で締めくくるのではないかと推測される。
また、その後、待ちに待った「ドック」のシーズン2がスタートするので、楽しみだ。


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