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ヨーロッパ文化教養講座(「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜(7)」鑑賞記)

2024/02/26
今回のテーマ曲は「アマポーラ」と演奏は無かったが、「ドン・ジョバンニ」

1.うたカフェ二朗のオーナー小村二朗(演 西田敏行)が77回目の誕生日に独演会を企画する。今まで挑戦した22種類の楽器の演奏会をすると意気込むが結局それは無理で、1番好きなクラリネットで「アマポーラ(スペイン語 ひなげしの花)」を演目にするも、前夜に倒れて緊急入院。
俊平マエストロは、後1ヶ月で解散する晴見フィルの主要メンバーを病院に集め、「さらり」と編曲した「アマポーラ」を二朗と一緒に演奏。
観客(ほとんどは、入院患者)は大喝采を送って、二朗は幸せな誕生日を迎えることができた。

2.ヴァイオリンを一生懸命練習している市長の娘、天音(演  當真あみ)は、海が編曲した「きらきら星変奏曲」の重音部を練習しすぎて、近所から苦情が入り、遂に父親から演奏を禁じられる。
晴見フィル+二朗の「アマポーラ」を聴いていた、天音のコーチでもある、響は、意を決して天音の家へ向かう(ところでエンディング)

3.自分の夢だったドイツの名門交響楽団の常任指揮者への就任依頼を、元マネージャーの鏑木(演 満島真之介)から知らされた俊平マエストロだったが、自分にはここでやりたいことがあると、断る。
鏑木は一時は憤慨するが、自分は、レポレッロだから、俊平に付いていくという。

*レポレッロは、ドン・ジョバンニの従者。モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」は、激しい序曲の後に、レポレッロの「宮仕えはきつい」というアリアで始まる。
ダ・ポンテ+モーツァルトの絶妙な第1幕の導入部。


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