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ヨーロッパ文化教養講座(2023年日本映画「アナログ」鑑賞記)

2024/07/11
ビートたけし氏が原作だということは後で知ったが、とても優しくて視聴後がとても良い映画。
携帯電話の無い時代にデート(待ち合わせは渋谷ハチ公の尻尾のところ付近)したことのある小生としてはとても懐かしかった。
二宮君は何やらしても(カラオケも抜群)上手いし、波瑠さんも上品なお嬢様の役がピッタリはまっていた。

クラシック音楽ファンとしての見所は、
1.冒頭で顔を隠した、どう見ても素人のヴァイオリニストが綺麗な曲を弾くところ。
2.悟(演 二宮和也)とみゆき(演 波瑠)がデートでコンサートホールへ行き、サン・サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」を鑑賞するところ。
3.2人が毎週木曜日にデートする喫茶店が「ピアノ」という店。

エンドロールで、ヴァイオリンの吹き替えは、チャイコフスキーコンクールの最高位(一位無し二位)を受賞した、川久保賜紀さんの演奏だということがわかった。川久保賜紀さんは、毎年霧島国際音楽祭に参加していて、今年も聴く機会があると思う。

サン・サーンスの協奏曲のピアノは、出だしだけ映ったが、一度生演奏を聴きたいと思っている、高木竜馬君の担当だった。

オーケストラはどこのオーケストラかわからなかったが、コンサートホールは、「ティアラこうとう」と書いてあった。


ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説「アナログ」を映画化し、二宮和也が主演、波瑠がヒロインを務めたラブストーリー。
手作りや手書きにこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、小さな商社に勤める謎めいた女性・美春みゆきと出会う。
自分と似た価値観のみゆきにひかれた悟は意を決して連絡先を聞くが、彼女は携帯電話を持っていないという。
そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。会える時間を大切にして丁寧に関係を紡いでいく悟とみゆき。しかし悟がプロポーズを決意した矢先、みゆきは突然姿を消してしまう。「鳩の撃退法」「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太監督がメガホンをとり、「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦が脚本を手がけた。

2023年製作/120分/G/日本
配給:アスミック・エース、東宝
劇場公開日:2023年10月6日

映画.com

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