ヨーロッパ文化教養講座(イタリア映画「ロング,ロングバケーション」鑑賞記)
2023/09/21
「歓びのトスカーナ」のパオロ・ビルツィ監督のイタリア映画
ということだったが、舞台は米国東部。
原語も英語で、実質はアメリカ映画。
良い映画だった。
コメントと感想:
1.冒頭いきなり老人夫婦がキャンピングカーで自宅から逃げ出す?シーンから始まり、ハラハラして見ていると、直ぐに映画の内容に引き込まれる。
自宅はマサチューセッツで、目的地は、ヘミングウェイが住んでいた、フロリダの離れ小島、キーウェスト。
その後はどうするかも何も決めずに、ひたすら南へ走るロードムービー。
2.認知症の夫が、大昔の浮気を白状したり、妻の結婚前の恋人を老人ホームへ探しにいったり、夫の昔の生徒とバッタリ会ったり、出来ごとはいろいろ起こるが、何とかキーウェストにたどり着く。
末期ガンの妻は、最後を最愛の夫とここで迎えたいと思っていたようだ。
3.広大なアメリカを背景にした、名優2人の演技だけで、感動する映画が作られた。
イタリアが舞台だと、また、違った味わいになったのだろう。
4.キーウェストには、40年近く前に2回行った。
島伝いに延々と続く橋の上をレンターカーで疾走したことを覚えている。
(ただし、運転の苦手な小生は、ナビゲーター役だったが。。。)
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