見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(「エンター・ザ・ミュージック」清塚信也のショパン第1番)

2023/06/11

昨日の「エンター・ザ・ミュージック」は、コロナ禍の2020年に行われたエンター・ザ・ミュージック スペシャルコンサートの紹介。
ショパンのピアノ協奏曲第1番を弦楽だけの関西フィルをバックに清塚信也氏のピアノソロで行われた。

清塚信也氏は、毎週楽しみに観ているNHK Eテレ「クラシックTV」の司会や楽曲解説、また、日テレの本年1月のドラマ「リバーサルオーケストラ」の音楽を担当するなどマルチな活躍をしている。

今回は、ピアニスト清塚信也としての演奏会だったということで、演奏そのものに注目していた。

もちろん、30分番組なので抜粋しか放送されなかったが、聴いた範囲でいえば、
1.鍵盤を完全にコントロールしていないためと思われるが、指が回らないところがある。
また、音色が平坦で響きが濁ることがある。

2.とは言え、全曲を破綻なく弾き通す力はある。

ということで、ショパンコンクールに今出場したと仮定すると、予備予選を通るか通らないかというレベルではないかと思われる。

ただ、彼の場合は、トークの力、ルックス、アレンジ力を合わせたトータルの実力があることで、全国49カ所のコンサートのチケットが売り切れるということなのだろうと思った。

なお、この曲の場合は、ほとんどピアノ曲と言っても過言ではないので、バックは弦楽だけでも十分良い演奏会ができると思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?