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ヨーロッパ文化教養講座(「エンター・ザ・ミュージック ブラームス交響曲第4番前編)

2023/09/11
今回のエンター・ザ・ミュージックは、ブラームス交響曲第4番その1だった。藤岡マエストロの関西フィルの演奏を、新井鴎子さんが解説する。

この曲は、交響曲の中では、小生が20代のころから、たぶん1番LPで聴いた曲だと思う。

小生の愛聴盤LPは、ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団のもので、今となっては、何がきっかけでこのLPを購入したのかは不明である。
ブラームスの4番は、その後有名な演奏家のものを聴いたが、結局最後は、このLPに戻ってきてしまう。
生演奏も何回か聴いたが、やはり、まだ、このLP以上のものには出会っていない。(演奏が素晴らしいこともあるが、聴きなじみになってしまったのも、その理由の一つだろう)

YOUTUBEに全曲がアップされていて、本当に数十年ぶりに聴いてみたが、出だしの数小節から、「ああ、これだ」と思ってしまう。

新井鴎子さんの解説で「なるほど」と思ったのは、この出だしの、第1主題(シ ソ)(ミ ド)(ラ ファ#)(レ# シ)4小節で、ホ短調の音階を表現していること。
また、再現部では、この組合せが、引き延ばされた形で出てくること。
ブラームスの巧な作曲技術が現れているということ。

次回は、3楽章、4楽章の解説がある。
小生は、4楽章が1番好きなので、また、目から鱗の解説が聞けたらいいなと思った。

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