ヨーロッパ文化教養講座(アストリッドとラファエル4 (1)「ドラゴンの目」録画鑑賞記)
2024/01/18
1月14日アストリッドとラファエルのシーズン4が始まった。
1回目は、原題もドラゴンの目「L’Œil du dragon」。
コメントと感想:
1.本筋の事件は、巨大ダイヤの盗難事件とその事件中の殺人事件。
・殺人被害者=強盗が、盗んだダイヤを飲み込んでいたことを、解剖中の監察医フルニエが発見した瞬間に襲われダイヤを奪われる。
・ダイヤ(飲み込まれていたダイヤは偽物と判明)を奪い、逮捕された男は黒幕の存在を自供。
・黒幕は、殺害された強盗に偽のダイヤを飲ませ、本物を隠す。
動機は、カルト宗教の予言を実現するため。
・アストリッドは、犯行の時にセキュリティシステムが停電して使えなかった原因や黒幕の犯行動機などを推理する。
2.今回は、本筋の事件も良かったが、その周りの人間関係・恋愛関係が更に面白かった。
1)ラファエルが引っ越しするが、トラブルでアストリッド宅へ1泊することになる。
-> 2人のやりとりが、まるで漫才。
2)シーズン3の最後に、ラファエルとニコラ・ペラン警部がキスしてしまった結果、かえって2人の関係がこじれてしまう。
つまり、ニコラに「これからも友達でいようと」言ってしまったラファエルとそれに「そうしよう」と言ってしまったニコラは2人とも後悔する。
・ニコラは、彼女のエマ(同僚の妹)に別れを告げて、別れのキスをする。
そのシーンを見てしまった、ラファエルは、ショックのあまり、バーで飲んだくれ、バーテンと引越荷物を一時置いていた留置場で、一夜を過ごしてしまう。
*なお、エマの兄であるアルチュール・アンギャン警部補は、前シーズンで退場した模様。代わりに、ラファエルは、保険会社の女性ノラ・マンスールをスカウトしていた。
ノラは、ニコルに好意を抱いているようなので、次回からは、ラファエル+ニコル+ノラの三角関係も描かれるであろう。
それと知らずに、ニコラは、朝一にラファエルのところへ行って、「愛している」と言うが、そこに裸のバーテンがいた。
-> こちらは、ラファエルとニコラの肉食系漫才シーン。
3)アストリッドとテツオ・タナカは、数ミリずつ接近してきて、今回のアストリッドがテツオ・タナカに2回、キスというか頬ずりをする。
-> こちらは、アストリッドとテツオ・タナカの草食系漫才シーン。
3.シーズン3と比べて、コミカル度が増したと感じるのは、小生が、シーズンが進む毎に登場人物に対して親近感を深めているからかもしれない。