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ヨーロッパ文化教養講座(2024年8月9日 都響第1006回定期演奏会Bシリーズ)

2024/08/13
2021年にコロナ渦でキャンセルになったプログラム。
前評判が良かったので、普段マーラーは聴かない小生も早々とチケットを買って出かけた。

日時:2024年8月9日 開場:18時 開演:19時
会場:サントリーホール 大ホール
指揮:ダニエル・ハーディング
ソプラノ:ニカ・ゴリッチ
管弦楽団:東京都交響楽団

プログラム:
1) ベルク:7つの初期の歌

休憩20分
2) マーラー:交響曲第1番 ニ長調 《巨人》

コメントと感想:
・ダニエル・ハーディング・マエストロはエールフランスのパイロットもしているという、二刀流の指揮者。
今回の2公演満員御礼は彼の名声によるものだったようだ。小生は不勉強で存じ上げなかった。

・1)は、7つの詩にベルクが曲を付けたもののようだ。WIKIによると内容は下記のとおり
夜 Nacht(詩:カール・ハウプトマン)
葦の歌 Schilflied(詩:ニコラウス・レーナウ)
夜鳴きうぐいす Die Nachtigall(詩:テオドール・シュトルム)
夢に見た栄光 Traumgekrönt(詩:ライナー・マリア・リルケ)
室内にて Im Zimmer(詩:ヨハネス・シュラーフ)
愛の賛歌 Liebesode(詩:オットー・エーリヒ・ハルトレーベン)
夏の日 Sommertage(詩:パウル・ホーエンベルク)
・20分くらいの短い歌曲集であっという間に終わってしまった。
ソプラノのニカ・ゴリッチさんは、遠目で観ても立ち姿が美しく、声も綺麗。後半は、1Fの中央付近に座ってマーラーを鑑賞していた。

・2)のマーラー1番を生で聴いたのは、初めて。
今回の席は、1Fの後ろの方だったので、オケ全体が見渡せてた。
このような大編成の曲は、金管や打楽器の音量も大きいので、後ろの方が
曲の全体的な構成やオーケストレーションを把握しやすいと思った。
迫力満点で、音質も良い演奏で小生は満足したが、WEBを検索して詳しいマニアの感想を読むと100点満点ではないようだ。
でも、100点でないところが生演奏の良いところだと思う。

・アクシデントとして、マーラーの1楽章の途中で地震があった。
緊急地震速報がスマホで流れたそうだが、席が遠かったらしく、小生は気にならなかった。オケも演奏を中断しなかった。
このことで、Xでは、スマホの電源を落とすべきかどうかという議論があるようだ。
小生の私見としては、もし大地震が起こっても、満席のホールでは個人個人が避難しようとすると、かえってパニックになり危険なので、サントリーホールの運営者に身を委ねるしかないと思う。
->ということで、スマホはマナーモードではなく、電源を切って地震速報が鳴らないようにすべきだと思う。


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