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ヨーロッパ文化教養講座(アルフレッド・ブレンデル ウィーンフィル コンサートの思い出 その2)

2023/10/28

1995年にこのコンサートを観たつもりだったが、ちょっと違和感があったので、YAHOOオークションの開始を調べたら、1999年9月28日とある。

これは記憶の書き換えだなと気づいた。
サントリーホールのホームページには、サントリーホール公演アーガイブとう機能があり、コンサートを検索できるようになっている。

見つけ出したのは、
「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2001:
サイモン・ラトル指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」
     ベートーヴェン・チクルス
公演日 2001年10月23日
会場  大ホール
主催者 サントリーホール
曲名 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
   ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」
出演者: 指揮:サイモン・ラトル
     ピアノ:アルフレッド・ブレンデル
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

とあるので、この公演に間違いない。

高校の同期生のメーリングリストで、この公演の感想を書き込んだことを思い出し、メールを探した。


昨夜、サントリーホールの、ウィーン・フィル+ブレンデルのコンサートへ
行って来ました。

曲はベートーベンのピアノ協奏曲第四番と交響曲第六番(田園)の組み合
わせです。

小生、学生時代からのアルフレッド・ブレンデルのファンですが、ピアノ
協奏曲第4番は、大学2,3年生のころに、日比谷公会堂で聞いて以来でした。

今回は、サイモン・ラトル指揮のウィーン・フィル+ブレンデルという、ブレンデルのベートーベンのピアノ協奏曲全集と全く同じ組み合わせなので、
是非行きたいと思いチケットの発売日に2時間電話を掛けたのですが通じず、あっという間に売り切れてしまってすっかりあきらめていました。

ところが、先々週YAHOOオークションを見たところ、一番前の席が、何と
定価より安く売りに出ていたので、すぐにゲットし念願がかないました。

ちょうど、舞台に向かって右端近くの席だったので、普通のピアニスト
ですと、顔も見えないところなのですが、ブレンデルは、長身なので、
弾いているときの表情がはっきり見えて、うなり声も聞こえるし、
臨場感が最高でした。

ウィーン・フィルもさすがにオーケストラの正横綱だけあってすべての
楽器が完璧でした。(いまだに、白人の男性しか団員にいないんですね。)

昨日は仕事でちょっといやなことがあったのですが、2時間の演奏会で吹っ飛びました。

小泉さんではないけれど「感動」しました。

来週の月曜日は、ブレンデルのリサイタルなので、これも行きます。
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まだ、この時代は、白人男性の集団だったことや、当時が小泉総理だったこと、チケットは定価より安かったことがわかる。ちなみに、このチケットを譲ってくれた方とメールでやりとりしたので、
こちらも調べたところ、送料込みで、27,290円で譲って頂いている。今、この組み合わせで、サントリーホールのS席だと、5万円くらいはするかと思う。

ちなみに、大学2、3年のころ、日比谷公会堂で聞いたのは、ブレンデル+日フィルだったようだ。こちらは、全く記憶にない。
譲ってくれた方へのお礼のメールによると、
「日フィルとのベートーベン協奏曲第4番でした。そのころから、ブレンデルは、人気があったらしく、会場は満員でした。入場料は、5000円か6000円で、まだ学生だった小生は、その月かなり苦しい生活をしたのを覚えております。古い日比谷公会堂だったので、音は悪かったですが、演奏は本当にすばらしいものでした。それ以来のファンです。」

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