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ヨーロッパ文化教養講座(「おんがく交差点 名ピアニスト 海老彰子」)

2024/03/10
2021年のショパンコンクールの審査員をされていて、初めて知った海老彰子先生が登場。
1980年の第10回ショパン国際ピアノコンクールで第5位入賞。この年はダン・ダイ・ソンが優勝した。

非常に興味深い話が聞けた。
1.ショパンコンクールの審査員は、3週間ショパンを聞き続ける。
ギャラはビックリするほど安い。
基本はショパンの曲に対する想いを理解していること。
しかし、明らかにショパンの曲ではないという演奏でも、演奏自体に魅力があれば、バツにはしない。

2.自分の師匠はサティの専門家だったが、自分はサティを面白いとは思わない。

3.マルタ・アルゲリットと何度も共演している。アルゲリッチの鍵盤を引っ搔くようなピアノタッチは、1番効率的。だから、年を取っても変わらず素晴らしい演奏ができる。
連弾中もコミュニケーションを取りながら演奏を楽しんでいる。

番組中の演奏は、どっしりとして重厚な音を奏でていた。

ソロで、
1.「雨の庭」 ドビュッシー
大谷康子さんとのコラボで、
2.「ヴァイオリン・ソナタ」 レスピーギ
3.オペラ「サムソンとデリラ」より「あなたの声に私の心は開く」 サン=サーンス


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