ヨーロッパ文化教養講座(世界ふれあい街歩き「自由と思いやりの街 イタリア パドバ」)

2022/12/12
NHKの世界ふれあい街歩きのパドバを見た。

パドバは、まだ電車で通ったことしかしないが、行きたい街の一つである。
パドバといえば、
1.スクロヴェーニ礼拝堂(ジョットの壁画)
2.パドバ大学(ボローニャ大学に次いで2番目に古い大学)
が世界的に有名だと思う。

1.は、礼拝堂の中のコピーがそのまま、徳島の大塚美術館にあって、
10数年前に行ったが、思ったより小さな礼拝堂だと思った記憶がある。
今回は、パドバの一時間番組なのに、全く取り上げられなかったのが逆に新鮮だった。

今回の放送は、2が中心だったが、地動説のガリレオやコペルニクスが在籍したことなど、既存のカトリックの価値観にとらわれず、本当に開かれた大学だなと感心した。

その象徴が、スタッフが、犬を連れたご婦人に、ユダヤ教の神殿シナゴーグを案内してもらう。
シナゴーグは、ユダヤ教の神殿だから、「偶像」は置いていないだろうと思っていたら、やはり、何もなかった。
礼拝は覗いたこともないが、聖職者(ラビ?)がひたすら、旧約聖書(というのは、キリスト教からの呼び名だから、ツゥーラー?)を読んで祈る礼拝なのだろうか?

このご婦人の話で、第二次世界大戦末期に、イタリアにナチスドイツが侵攻し、ユダヤ人が強制収容所に送られそうになるときに、パドバの人々がかくまってくれたという話が昔から「自由と思いやりの街」なのだなと思った。

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