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ヨーロッパ文化教養講座(2023年4月2日 吉井瑞穂(オーボエ)&ウェールズ弦楽四重奏団 コンサート鑑賞記)

2023/04/07
前日のキット・アームストロングのルネサンスのピアノ曲に続いて、この日は吉井瑞穂のオーボエのコンサート。
プログラムの内容や出演者の知名度の違いもあるのか、前日の倍くらい観客席は埋まっていた。

東京・春・音楽祭
吉井瑞穂(オーボエ)&ウェールズ弦楽四重奏団
日時・会場
2023年4月2日 [日] 15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール

出演
オーボエ:吉井瑞穂
ウェールズ弦楽四重奏団
 ヴァイオリン:﨑谷直人、三原久遠
 ヴィオラ:横溝耕一
 チェロ:富岡廉太郎

曲目
1.テレマン:《無伴奏オーボエのための12の幻想曲》より 第9番 ホ長調
2.モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
3.ハイドン:弦楽四重奏曲 第1番 変ロ長調 op.1-1 HobIII:1《狩》
4.フィンジ:間奏曲 イ短調 op.21

休憩 20分

5.武満 徹:アントゥル=タン
6.モーツァルト:オーボエ五重奏曲 ハ短調 K.406a

[ アンコール曲 ]
7.カトリック聖歌集206番:よろこびたたえよ

コメントと感想:
1は、オーボエ独奏(4人休み)
2は、オーボエ+弦楽三重奏(1人休み)
3は、オーボエがお休みで、弦楽四重奏曲団(1人休み)
4以降は、5人全員の演奏

1)吉井瑞穂のオーボエは綺麗な音が、とにかく大きく朗々と響きわたる。
オーケストラの中でこの音量を出せば全体の曲の
バランスが崩れると思うので、ソロで活躍しているのも
それが理由かなと思った。

2)一方、ウェールズ弦楽四重奏団は、吉井瑞穂をサポートするように、
目立ちすぎず弾いていたのが印象的だった。

3)モーツァルトのオーボエ曲というと、のだめカンタービレで、黒木君が弾いた、オーボエ協奏曲が何といっても有名だが、4重奏曲、5重奏曲も生で聴くととても良い曲だと思った。

4)オーボエは、特に体力が必要な楽器だと言われているので、吉井瑞穂にはいつまでも元気で頑張って欲しいと思った。

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