ヨーロッパ文化教養講座(「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」(2) 「イレズミ」録画鑑賞記)
コメントと感想:
1.今回はフランスの「日本文化好き」な面が良く出ているエピソードで面白かった。
アストリッドの冒頭の「ユビズメ」にはビックリした。
2.アストリッドは、日本食料品店に毎週火曜日に買い物に行っている。
そこで、日本人店主(にしては、フランス語の発音が素晴らしい)に、
「感謝致します。」と言ったところ、店主に
「そういうときは、ありがとうございます。で良いのですよ。日本語の丁寧語は種類が3つあって。。。どうのこうの。。。」と、日本語の尊敬語、謙譲語の蘊蓄を語る。
「感謝致します」は、字幕と貫地谷しほりの吹き替えでは「お礼を申し上げます。」となっていた。日本版にするときに、アストリッドのセリフもちゃんと細かく直しているんだなと感心した。
3.「イレズミ」とか「ヤクザ」、「セップク」は、フランスでも外来語化しているのだろうか? 山口組ならぬ、「ヤマガキグミ」も登場。
4.囲碁がちょっと解る小生としては、アストリッドが碁盤の盤面を見て、「コウ(劫)のカタチ」と言ったところで、実際の盤面は、劫になっていなかったのが、笑えた。
また、使われている碁盤と碁石が、とても画廊のオーナーが使っているとは思えない、普及品に見えたのも面白かった。
5.今回も事件そのものの謎解きは、どこでもあるようなものだと思った。
この作品は、自閉症のアストリッドをラファエルがしっかりサポートし、かつその才能を使って、事件解決に至るまでの活躍を見せることがメインであると思った。
次週も楽しみだ。
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