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ヨーロッパ文化教養講座(NHK海外ドラマ アガサ・クリスティー 「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」第三回 最終話)

2024/03/28
謎解きの最終話。重厚なイギリス風映像とカップル探偵の軽妙な会話は楽しめたが、肝心の謎解きは良く理解できぬままに終わった。ミステリーとして楽しむためには、原作を読むしかないのだろう。

アガサ・クリスティーの原作をヒュー・ローリー脚本、演出で映像化した話題作。最終回。ボビーとフランキーに真犯人の魔の手が迫る!

謎の言葉の意味は解き明かされるのか? 療養施設グレインジの経営者ニコルソン博士は突然、フランキーに向かい、交通事故は偽装だったはずだと指摘する。

博士の妻モイラは、夫が自分を殺そうとしているとボビーに話す。
フランキーはロジャーに、崖で亡くなった男性が持っていた写真をすり替えた理由を問い詰める。
ロジャーはモイラの写真を捨てたことは認めるが、すり替えは否定。
写真はもともと2枚あったのではないかと告げる。そんななか、屋敷で銃声が鳴り響き…。

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もやもやした点:
1.ニコルソン博士や彼が経営する療養院は、結局、この事件でどのような役割を果たしたのか?
また、ニコルソン博士がフランキーの事故は偽装だと見破った理由が良く理解できなかった。

2.フランキーがテンプルトン夫人に遺産を残して自殺した大富豪サヴィッジの遺言書に興味を持ったのは何故だったのか?
遺言書の内容を弁護士がフランキーにあっさりと明かしていたが、守秘義務違反にはならないのか。

3.第1回の検死審問で「死体は兄だ」と証言したケイマン夫人は結局だれだったのか?

4.謎の男エンジェルは、何故ここまで黒幕の指示にしたがって命がけで危険な使命を全うしようとするのか? 金銭だけでなくエンジェルの出自に関する秘密があるように思えた。

5.最終的にボビーとフランキーはあっさりと結ばれるが、この時代に簡単に身分差を超えられるのは不自然?

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