ヨーロッパ文化教養講座(「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜(5)」鑑賞記)
2024/02/15
今回はクラオタにとっては、主題曲もなく「フェルマータ fermata =stop」した回だった。
主題曲は(強いて言えば)ジャズ演奏をバックにした落語だったが、ストーリー展開には関係せずあまりにも弱かった。
夏目俊平マエストロの娘の響(演 芦田愛菜)と息子の海((演 大西利空(りく))が2人とも家出したり、最後は志帆も帰ってきて4人で久しぶりに食卓を囲んだり、ドラマそのものとしては、ディヴェルティメント(楽しい)だった。
俊平マエストロに指揮を、響にヴァイオリンを、習っている女子高生、谷崎天音((たにざき あまね)演 當真あみ)も大方の予想通り、晴見オケを廃止しようとする市長白石一生(しらいし いっせい)(演 淵上泰史)の娘であることが判明した。
今後は、晴見オケの運命に、谷崎天音の存在が大きく関わってくるのだろうと容易に想像できる。
良かったと思うシーンは、響が父俊平に近づこうと死に物狂いでヴァイオリンの練習をするが、絶望的なほどの才能の差に心が折れてしまうというシーン。
現在活躍している多くのプロ演奏家もこれに近い経験をし、それを乗り越えてきたのだろうなと思った。
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