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ヨーロッパ文化教養講座(「DOCあすへのカルテ」S1 E3再視聴)

2022/12/02
エピソード3を再視聴した。

1.患者が内科病棟に運ばれ最初は原因不明だが、最終的に原因が判明するパターンについて

今回は二つのエピソードがあった。
1)ミラノのスカラ座へ向かっていた夫婦が、正面のレオナルド・ダ・ビンチ像のある公園を話しながら通っている。夫は、毎週ロンドンへ出張しているようだが、突然倒れ病院へ。
この夫に会社の同僚が見舞いに来て、当初は、ゲイかと思ったが、実は、秘密があることを、助手(L'aiuto と言うらしい)となった、ファンティが突き止め、最後に聞き出す。
夫は、会社をクビになったが、妻には内緒にしていた。毎週ロンドンへ出張すると言って、実は、川辺で野宿していた。
そのときに、ネズミを媒体とするレプトスピラ症にかかったということが判明、最終的には、抗生物質の投与で快方に向かう。
ファンティが医者としてではなく、人間としてこの夫に向き合い最終的に命を救った。
記憶喪失前のファンティとは、全く違う姿に、元妻アニェーゼも喪失前の恋人ジュリアも良い意味も悪い意味でも困惑する。

2)老夫婦の夫が入院している。担当医は、研修医のアルバとガブリエル・キダーネ(エチオピア出身の若い男性医師)の二人。ロレンツォ・ラッザリーニがこの二人を指導している。
ロレンツォの女ぐせの悪いことが描かれ、エリーザ・ルッソが大学時代に付き合っていたことも明かされる。
夫は、直ぐに退院できそうだったが、最終的に、症状が最初の診断と異なり、脳腫瘍の末期であることが、検査の結果判明する。
当直のガブリエルは、夫に付き添いたい、妻の希望をかなえるため、夫を処置室に移動する温情を見せた。妻は夫の好きな歌を歌い、夫は静かに召される。
アルバとガブリエルがこの件で親密になった姿をみて、エリーザが嫉妬する。

2.アンドレア・ファンティに少しずつ記憶が戻ってきて、元妻アニェーゼと喪失前の恋人ジュリアの三角関係が変化してくることについて

今回はファンティに記憶の回復は見られなかった。
ファンティは、1.2)の夫婦の姿を見て、愛するアニェーゼとなぜ別れたのかと苦しみ、アニェーゼの家(たぶん、元の自分の家)に行った。そこで、アニェーゼが別の男性と暮らしていることがわかり、ショックを受け、自分は憶えていない12年間の間に自分のせいで、アニェーゼと別れることになったことを実感する。
アニェーゼは、冷たく突き放すが、内心の動揺は隠せない。



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