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ヨーロッパ文化教養講座(1992年フィンランド映画「ラヴィ・ド・ボエーム」アキ・カウリスマキ監督)

2024/09/14
白黒の映画。舞台はパリ。主人公が、ミミとロドルフォといえば、プッチーニの「ラ・ボエーム」だが、同じ原作の作品とは知らずに観ていた。
下記解説では、「原作を台無しにしたプッチーニへの復讐をこめて」と書いてあるが、物語の雰囲気も、悲しい結末も「プッチーニへの復讐」とは、思えなかった。
「ラ・ボエーム」の登場人物は、そもそも、アキ・カウリスマキ監督のよく描く、貧しいながら、希望を失わず、それなりに楽しく生きる人たちと重なっていると思った。

プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」で有名な、アンリ・ミュルジェールによる小説を、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が”原作を台無しにしたプッチーニへの復讐をこめて”映画化。
舞台はパリ。

アルバニア出身の画家ロドルフォは、家賃滞納でアパートを追い出された作家マルセルと出会い意気投合。
2人はマルセルの部屋へ向かうが、そこにはすでに新しい住人の音楽家ショナールが入居していた。3人は共同生活を始めるが……。

1992年製作/103分/フィンランド
原題または英題:La Vie de boheme
劇場公開日:1992年

映画.com

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