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ヨーロッパ文化教養講座(ラ・フォル・ジュルネ Tokyo 2023 2023年5月4日 弦楽三重奏曲 トリオ・アーノルド 公演番号132)

2023/05/09

ラ・フォル・ジュルネ Tokyo 2023 2023年5月4日 開演:11:10
200人強しか入れない、ホールD7で、生まれて初めて弦楽三重奏を聴いた。

プログラムは、
1.ベートーヴェン:弦楽三重奏のためのセレナーデ ニ長調 op.8
2.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2番 ト長調 op.9-1
3.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第3番 ニ長調 op.9-2

と発表されていたが、直前に
1)ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第3番 ニ長調 op.9-2
2)ベートーヴェン:弦楽三重奏のためのセレナーデ ニ長調 op.82.
3)ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2番 ト長調 op.9-13.
と演奏順が変更になっていた(ということを、終わってから知った)

コメントと感想:
1.ホールD7:
広めのスタジオに仮設スタンドを置いただけの、シンプルなホールで、約200人収容。
演奏者は、壁と最前席の間の狭い空間で演奏するので、小編制しか無理なホール。
上から見下ろす形になるので、どの席からも演奏者は死角にならない。

一方、クラシック音楽のホールでは全くないので、響きはない。
真四角な箱なので、下手に反響板を付けると、エコー音など悲惨な音響空間になるので、壁には吸音材でも入れて、響かないようにしているのではないかと思う。
そのため、直接音のみで勝負するということになり、演奏者の力量がはっきりわかる仕組みではないだろうか。

という意味で、この3人は素晴らしいということなのだろう。

2.曲:
ベートーヴェンのかなり若いときの作品でエネルギーにあふれている。
ただ、よっぽど聞き込んでいないと、全部で15楽章ある、この3曲のどの楽章かを聞き分けることなどできないと思う。

聞く側にも、予習と集中力が必要なコンサートだと思った。

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