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ヨーロッパ文化教養講座(ラ・フォル・ジュルネ Tokyo 2023 2023年5月6日 アンヌ・ケフェレック 後期ソナタ 公演番号321)

2023/05/14

2023年5月6日 ホールC 開演10時

アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

プログラム:
1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111

コメントと感想:
1.先ず、アンヌ・ケフェレックと通訳が登場
ピアノの椅子に座りながらあいさつ 「こんなに朝早くからコンサートを開催するなんて、私も観客の皆さんも大変ですね。」->というニュアンスが感じられる、フランス人的?ユーモアで始まる。
その後、丁寧に、1)と2)の曲の解説。(内容は良く覚えていない)
そして、1)と2)を続けて演奏。

2.再度、3)の解説。「最後の一音で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタが完結したことを感じる。」という表現が印象的だった。
そして、演奏。

3.カーテンコールが2回あり、時間を気にするジェスチャーで終了。
実際、70分の予定が100分ほどかかった。
とても、密度の濃い演奏会だった。
アンヌ・ケフェレック氏が、ベートーヴェンの後期の傑作に深い思い入れがあることを知った。
WIKIをみると、アンヌ・ケフェレック氏は、小生が最も尊敬するレジェンド、アルフレッド・ブレンデルに師事したとある。なるほどと思った。

4.ホールCの2Fの最終列だったので、どんな音がするのだろうと身構えたが、意外に変な反響音が聞こえなかった。
演奏者の技術の高さもあると思うが、もしかすると、ホールCのベストポジションは、このあたりかも知れないと思った。

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