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【Python】ローソク足チャートを描画する


ここでは取得した株価データからローソク足チャートを描画していきます。なお、最低限のポイントのみの説明にするため、Pythonライブラリ、モジュール等のインストール方法については割愛させて頂きます。お使いのPC環境等に合わせてインストールしてもらえればと思います。



1.mplfinanceのインストール

mplfinanceモジュールにより簡単にローソク足チャートを描画できます。mplfinanceを使用するには、まずmplfinanceをインストールする必要があります。他のサイト等を参考にインストールしてください。


2.mplfinanceのインポート

mplfinanceを使用するために、mplfinanceをimportします。

import mplfinance as mpf


3.ローソク足チャートを描画するデータを準備する

ローソク足チャートを描画するには、pandasのDataFrameオブジェクトにデータを用意する必要があります。ここでは、下記を参考にOHLCV(始値 / 高値 / 安値 / 終値 / 出来高)形式の日経平均株価(^NKX)データを取得します。データの取得期間は、2023年3月1日から現在の日付までです。

import pandas_datareader.data as web
import datetime
import mplfinance as mpf

start = '2023-03-01'
end = datetime.date.today()

df = web.DataReader('^NKX', 'stooq', start, end)


4.ローソク足チャートを描画する

mplfinanceを利用すると、plotメソッドを実行するだけでローソク足チャートを描画できます。ローソク足チャートを描くためには、typeをcandleに指定する必要があります。

mpf.plot(df, type='candle')

以上の手順で、mplfinanceを用いてローソク足チャートを描画することができます。詳細な描画方法の指定など、mplfinanceには様々なオプションが用意されていますので、必要に応じてマニュアルやドキュメントを参照してください。

5.参考

参考として、オプション設定したときのチャートを何種類かあげておきます。

①タイプオプションの変更(type='renko')
 type='renko':renko(練行足チャート)

mpf.plot(df, type='renko')

②出来高を表示する(volume=True)
 volume=True:出来高描画

mpf.plot(df, type='candle', volume=True)

②チャートのアスペクト比を指定する(figratio=(2,1))
 figratio=(2,1):横縦比2:1

mpf.plot(df, type='candle', volume=True, figratio=(2,1))

③表示スタイルを変更する(style='yahoo')
 style='yahoo':yahooスタイル

mpf.plot(df, type='candle', figratio=(2,1), volume=True, style='yahoo')

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