2021年12月16日 ふれこんの論文のいいところ 1 SciKotz 2021年12月21日 09:07 「環境負荷、かかわる人の負担を抑えた持続可能なやり方が、保全の取り組みにも求められている」すでにマルケシマンさん(@marukeshiman)にもご紹介いただいている記事ですが、私からもいくつか補足を。すごく読み応えのある論文でした。(記事の会員登録は無料です)#保全 https://t.co/uFznqgFUu6— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米と炊飯器を持ち歩く人) (@SciKotz) December 15, 2021 生物多様性条約の目的は三つ。1 生物の多様性の保全2 生物多様性の構成要素の持続可能な利用3 遺伝資源の利用から生ずる利益の公正で衡平な配分記事では、この論文には1と2を達成する重要なヒントがあることを指摘しました。 #保全 https://t.co/3h5soo02ha— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米と炊飯器を持ち歩く人) (@SciKotz) December 15, 2021 ただ、考えようによっては、県の施設という公共的な場で、ゲンゴロウの魅力に触れられるというのは、上記3のABSにつながるようにも感じます。遺伝資源は個体も含みますので、ワンコインで誰でも素晴らしいゲンゴロウに会える(アクセスできる)という点はよいですね。 #保全 https://t.co/QjIvvKpHF5— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米と炊飯器を持ち歩く人) (@SciKotz) December 15, 2021 もう一つ、今回の研究がいいな、と思ったのはその先見性です。環境省の指針でも、保全対象種の野外からの採取については、個体群への負荷に留意するよう指摘があるのですが、エサについては域内保全でエサを放流するなどへのリスクの指摘にとどまっている点です。#保全 https://t.co/RFd9vKW129— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米と炊飯器を持ち歩く人) (@SciKotz) December 15, 2021 この問題がなぜ重要かつセンシティブなのかは、マルケシマンさんの連ツイをご参照ください。もう一点、保全であってもそこでは人が働いています。そういう人たちの心理的、肉体的負担を軽減につながる可能性という点でも、今回の論文は素晴らしいと思います。— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米と炊飯器を持ち歩く人) (@SciKotz) December 15, 2021 最近いろいろ言われていますが、SDGsでも、どれかを達成するために他を犠牲にしないことがとても大事です。環境負荷の少ない保全活動でありつつ、労働環境の改善(Goal8)にもつながる、そんな効果もあるのだと思っています。(長くなりました) #保全 https://t.co/M8la0goHNH— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米と炊飯器を持ち歩く人) (@SciKotz) December 15, 2021 ダウンロード copy 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート