2019年3月29日 カエルツボカビ病review

世界レベルでのカエルツボカビ病による両生類への被害の初レビュー。「過去50年間で両生類90種が絶滅、それ以外にも491種は減少」。「国際取引、とりわけペットトレードが病気を世界中に広げ、今後も広げ続ける可能性がある」#ペットトレード #絶滅危惧種 #カエルツボカビ病
This fungus has wiped out more species than any other disease
Global study confirms a pathogen is the worst known infectious killer of wildlife https://www.sciencemag.org/news/2019/03/fungus-has-wiped-out-more-species-any-other-disease

こんにちは。ご指摘の通り、日本では話題になったのは、2000年過ぎからですね。論文の本体を読むと、絶滅や減少のピークは過ぎたようですが、それは絶滅するような種がいなくなったからだけかもしれないようです。一部の両生類がツボカビ病に耐性を持つようになったことで、菌と共生するため、→

菌の「リザーバー」として機能してしまっているようです。このため、菌を完全に野外から排除することは困難で、また感染を広げ続ける恐れがあることを指摘しています。難しい問題ですね。

あと、ツボカビ病については、日本の研究も結構貢献しています。ご参考までに。
両生類の新興感染症イモリツボカビの起源はアジア 〜グローバル化がもたらす生物多様性への脅威〜|2014年度|国立環境研究所
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20141031/20141031-2.html


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