新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

発信力をお持ちの皆様へ

発信力をお持ちの皆さんへ vol.1 2020/3/28

新型肺炎サイコムフォーラム(名称変更後)

現在、新型肺炎の拡大防止の重要なタイミングにあります。
この資料は発信力をお持ちの皆さんに、いつも活動をしているいつもの方法で、新型肺炎の拡大防止のための情報発信にご助力をいただきたいと願い、主要メッセージ、現状説明、将来見込みの3段階に分けて内容を整理、用意しました。

すでに多くのメディアが報じていますが、情報がいきわたらない層、耳にしても行動変容につながりにくい層があると思います。手始めに、いま注目をしたいのは、若い人、あるいはまだ実感をもてない中高年の方々です。この資料が皆さんの活動の支援になれば幸いです。 

主要メッセージ:
家にいよう!家にいることで感染拡大を防ぎ、みんなの命を守ろう。

現状説明
・感染者が増えていて、どこで感染をしたのかわからない人たちが増えている。
・患者数が急激に増えると、病院現場が対応できず、助けられる人も助けられなくなってしまう。
・人工呼吸器や人工肺といった呼吸を助ける装置も数に限りがある。
・イタリア、フランス、スペイン、イギリスなど多くの国で外出制限がかかっている。今はニューヨークの患者数が激増している。(若い人には海外情報提供も重要)

将来見込み:
・ワクチンができるまで1年から1年半はかかる。つまりそれまでの間は、感染者を急増させないよう、気をつけて生活をする必要がある。
・この病気に利く薬は現在、確認中。候補はいくつかある。
・流行が一度、おさまって見えても、再流行の可能性がある。

参照:厚生労働省 新型コロナウィルス感染症についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

活動の実例:
1)このような支援をすることで、平時は異なる分野のイラストを描かれている方が、以下のようなイラストを用意することができました。
https://twitter.com/yukiRPM/status/1243427146476871682

ヒッグスたん0327



2) 時事的なコンテンツも重要ですが、「病気・差別・不安」というメッセージに絞って、科学を伝えている赤十字の活動は大変参考になると思います。
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html 

注意点:
1)危機的な状況ではありますが、恐怖をアピールすることは避けることをお勧めします。継続して訴えることが困難になります。

2)受け取り手が「自分にもできる」「自分もそうしよう」と思うことが重要です。自分が行動することが、周囲のためになるという共通の使命を与え、無気力にならず、自分もできる、と思うコントロール感を持っていただくことが重要です。

3)家にいよう、という今回のメッセージは明確で行動は1つしかない内容に見えますが、一般にこうしたメッセージを発する際には3つ程度の行動のレベルを設定する手法があります。家で楽しめること、ベランダでできること、いろいろアイデアを練っていただければ幸いです。

4)感染をされた方、医療関係者への差別は絶対に許されるものではありません。感染をされた方は被害を受けた方でもあり、彼らへのサポートもよろしくお願いいたします。

5)当然のことではありますが、科学コミュニケーションの活動をする中でリスクが高まるような行動は避けていただければ幸甚です。

科学コミュニケーション関係の皆様へ:
一般に、科学コミュニケーションをされている方が、リスクコミュニケーション*1,2を扱うことの困難については認知をされていますが、それでもなお、「痛み」を伴う科学コミュニケーションの実践が拡大することが期待をされ*3、その手法については、平時の活動を元にするとよい、という提案もあります*4。科学コミュニケーションという言葉は多義的に用いられその機能も知識翻訳機能、対話・調整機能、共創のためのコーディネーション機能など様々であり、今回の状況下では対面の活動は制限をされることが難しい点ではありますが、ぜひ皆様のお知恵と協力によって何らかの支援活動ができればと思います。

新型肺炎サイコムフォーラム https://covid19sci.com/about/

参考事例
日本科学未来館が作成されたパンフレットです。
https://www.miraikan.jst.go.jp/guide/group/COVID-19.html

図1


参考資料

資料1.文部科学省 2017年3月31日発行 リスクコミュニケーション案内 https://www.mext.go.jp/a_menu/suishin/detail/1397354.htm
2.文部科学省 平成26年3月27日 リスクコミュニケーションの推進方策 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/064/houkoku/__icsFiles/afieldfile/2014/04/25/1347292_1.pdf
3.文部科学省 科学技術社会連携委員会 平成31年2月8日 「今後の科学コミュニケーションのあり方について」 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/092/houkoku/1413643.htm?fbclid=IwAR3oqhX82ceQ6xFl_3UQtxEdl-4Q7nPA_m2bSKp3Iz4h4pOb3-PnFEX9Fk8
4. 一方井裕子、横山広美 2016/9「緊急時に科学コミュニケーターは何ができるか」 
https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/76332/ff93ede77ef15988a02ee0368c77a541?frame_id=808168&fbclid=IwAR2gtJADhK42Lp102aY5A56DQeGGPBbwC7aM4I_THf9lTKqE-pw0I1RFtPY

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