いいなと思った映像 vol.0003 「VELCRO® Brand Hook & Loop」
XK studio「VELCRO® Brand Hook & Loop」
見る人によっては閲覧注意と言いたくなるほどの、有機的なグロテスクさがよく表現されています。
ちなみにこのグロテスクな構造は別にただグロいものを作っているわけではなく、実際のベルクロ(日本で言うところのマジックテープ)の構造らしいです。
この構造は、ジョルジュ・デ・メストラルという人が、服や愛犬の毛にくっついていた野生ごぼうの実を電子顕微鏡で見たことで発見したとのこと。
こういった生物の機能を真似してできた技術をバイオミメティクスと呼ぶのだとか。
また、ベルクロとマジックテープはどちらも登録商標なので面ファスナーというのが一般名詞とのこと。
映像とは特に関係ない豆知識ばかり増えてしまいました。
関係ないと言いつつ、この動画ではベルクロのブランドイメージを伝えるために、商品の起源をしっかりハイクオリティCGで表現しています。
クオリティの高いCGだけのカットってトリキリで使うと、ただクオリティが高いだけでどうしても見続けてもらいにくいんじゃないかなって思うんですよね。
そのへんを分割画面だったり画面を重ねたりなんかで、画面の情報に動きを出しているのがとても参考になる気がしています。
あとSEが結構厚めに盛られているのは好きです。
いいなポイント!
・産毛まで見えるハイクオリティCG
・視聴者を飽きさせない画面展開
・ブランドを説明するためのストーリーからちゃんとアートの方向に飛躍している
私は普段、リファレンス探しの一貫としてVimeoで「スキ」をつけており、現在1000件を突破しています。
この記事はそれら映像のいいなと思った部分を言語化し、備忘録としてつけていくためのものです。