心象(2023-04-22)

母にヨシヨシされることを求める。
「しゅうちゃんヨシヨシ」みたいな感じで扱われた時があったことを思い出した。すごくうれしかった。それを思い出すと、あぁ自分は子供に戻って母にヨシヨシされたいんだなぁと感じる。

いろいろきつい心の動き、働き、相手を見るのでなく自分の問題を相手に投影してただけだったみたいなのを外した後に、それでも彼女を思うと愛がぽろぽろと心から溢れてくる、そうであれば良いな。
そういう風に人を愛したい。それは彼女がどう思うとか、関係なく。結局お前の中の話かと思われそうだけど。


自分の中にある石みたいなもの。お腹の左下、大腸の病気があるところにある。石はダチョウの卵くらいのサイズで、ずっしり重い。
傷つきたくない、部屋の外に出たくない石。京都にいても、ずっしり外に出たくない石なのだ。だから畢竟どこにいても関係なく、自分を部屋の中に縛りつける石だ。
これはいつからあるんだろう。叩いてみて割ろうかと思うが、叫び声が入っているみたいだ。
スイスに半年交換留学してた時も、これがあったんだろう。行ってすぐに彼女にフラれてしまったこと。あれも傷つきの石を形作ったものだったのかな。


Die Mausのアニメを流していた。めっちゃいい。かわいい。言葉がないのに、どのエピソードにも驚きがある。これはいいものだなぁ。
もらったマウスの人形をかわいがっている。マウスの着ぐるみのシリーズをいっぱい見てドイツ語に慣れよう。


夜もう一度散歩した。
ふわふわと風船みたいに意識が広がっていく気持ちよさみたいなものを感じながら一人で御所を歩いた。どこに行きたいのか、と聞いてみたけれど、特にあるようでない。ただドイツに引っ張られるものはあるみたいだ。マウスも呼んでいる。意識の広がり、無機質な世界の中で一人でいる感覚の心地よさみたいなものは、必ずしも音楽に向かっていくものではなさそうだ。結構自分でも意外に思ったのだが。音楽は鳴っていなくて、もっと抽象的なもののような気がする。今のところ数学なのかなぁと思う、くらい。なので引き続き線形代数をやってみよう。
マウスに語り掛けたけど、マウスはまだ答えない。でも、マウスに御所を見せてあげた。


ふわふわと無機質な世界にいる心地よさを感じるとき、おなかにある重たい石は気にならなくなっている。どこへ行くんだろうと気になるだけだ。部屋のものをさらに整理して、旅立ちの準備をしよう。

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