2019年度の振り返り

この一年は頑張った、そう言える一年でした。
中々振り返る時間もなくそういう気持ちにもなれなかったけど、ようやく時間と気持ちに余裕ができたので、振り返っておきます。

島で映画「Most Likely to Succeed」上映会の企画運営

 2019年4月に開校した広島叡智学園にて、島の教育関係者および学生の交流を目的として、「Most Likely to Succeed」という映画の上映会を企画・運営しました。当日は小学校の先生方や叡智学園の先生方、生徒の方、大崎海星高校の先生方、関係者の方々や地域の方や島外の大学生の方々など多様な方に計48名にご参加いただきました。この島の教育関係者が一同に会して対話する場はこれまでになく、とても良い場になりました。

一般社団法人の立ち上げ

 2019年5月に一般社団法人まなびのみなとを立ち上げました。地域おこし協力隊としては大崎海星高校の魅力化がメインミッションですが、島を教育でさらに盛り上げるべく設立しました。この法人にて、この後に書く自習室事業を企画運営しました。今年は自習室事業がメインでしたが、来年度は事業を広げていき、任期満了後の地域おこし協力隊員の受け皿にします。

自習室の企画運営

 公営塾の時間以外にも勉強したい、という受験生向けに希望に応じて平日20時以降、土日終日に自習室を開室しました。2019年5月~2020年1月で延べ利用人数409名、延べ利用時間2088時間になりました。ちなみに最も利用した生徒は利用回数159回、利用時間912時間で、結局この生徒は2月の一般入試まで踏ん張り第一志望合格を掴み取りました。この生徒の合格までの道のりはどこかで振り返れたら良いなあと思います。個人的にもこの事業に953時間かけて、今年度のメインの仕事になりました。

学校にICT機器導入を提案

 ICT導入の必要性を説明する資料を作成し、校長にプレゼン。時代の要請もあり来年度からPCを40台導入することになりました。地域の学校として個別最適学習の推進および、これからの時代を生きていく上で文房具と同じようにICT機器を使いこなせることの必要性もありました。今年度はChromebookを5台導入し、手探りを始めていました。来年度がまさに勝負で、どんどんICTの利活用を進めていきます。

地域で単発のプログラミング教室

タミヤのカムロボを教材に地域の中学生向けに全2回のプログラミング教室を実施しました。ロボットを動かすのはとても楽しいようで、絶叫しながら楽しんでいました。東広島の方の学習塾でも実施させていただき、とても盛り上がりました。プログラミング教育必修化もあるので、来年度から月単位や週単位で定期的にプログラミング教室を開催していきます。

第一回

第二回

地域のマダムに英会話教室

地域のマルシェでのご縁をきっかけに、地域のマダムに英会話教室を開催しています。英語を話せるようになりたい、ととてもモチベーションが高く、毎回欠かさずに予習復習をしてきてくれます。いくつになっても学び続けるというまさに自分の目指したい姿を体現されていてとても素敵だなあと思いながら、学習サポートをさせていただいています。もし島に他にも勉強されたいという、マダムやムッシューがいらっしゃれば、英語やパソコンなど自分ができることで学習サポートをさせていただけたらなあと思っているので、機会は探り続けていきます。

来年度に向けて

また来年度は地域おこし協力隊3年目で任期満了というターニングポイントになります。3年目は自分だけになるので、地域おこし協力隊長として、魅力化プロジェクトの持続可能な体制作り、個人事業および一般社団法人の事業を通した経済的自立の道を探っていくのが大きなテーマかなあ。

■来年チャレンジすること
・協力隊長として魅力化プロジェクトの持続可能な体制作り
・学校のICT機器導入支援および実践の積み重ね
・学校の授業改善支援
・定期的なプログラミング教室の運営
・英会話教室、英検対策教室

あと今年度は泣いたり笑ったり怒ったり喜んだりして感情の幅が広かったなあ。感情の幅があることの大変さ、楽しさを知った年でもありました。
さて1年後どんなことになっているやら(笑)来年度は今年度以上に色々なことに挑戦していく年にします!

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