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【No.4炭酸カリウム】

こんにちは実験好きなトラ猫です。
今回は『炭酸カリウム』を作ろうと思います。


炭酸カリウムとは

炭酸カリウムとは
化学式K₂CO₃で表される
カリウムの炭酸塩です。

水に溶けやすく、肥料や石鹸作りや
ガラスの透明度を上げるのに使ったりします。

実験好きなトラ猫は主に
水酸化カリウムを作るのに使ったり
水の電気分解の時にちょっと混ぜたりします。

※注意

この炭酸カリウムも今まで通り
ph11の強塩基性です。
皮膚に触れると発赤、痛みなどがあります。
目に入ると痛むことがあります。

実際に作る場合は
手袋などをつけることをお勧めします。

炭酸カリウムは劇物ではありませんが
使用には注意してください。

実験!

作り方はご家庭でできるものは1つです。
炭酸カリウムは陸生植物の灰に
10〜30%含まれています。

①なので、まず陸生植物
海からできるだけ離れた場所にある植物を燃やします。

②燃やして灰になったものを水に入れます。
灰の中の水に溶ける物質はほぼ炭酸カリウムなので
よくかき混ぜて固形物をすくってから濾過しましょう。
(灰自体は水に溶けないので濾過の邪魔です)

おそらくタールなどで黄色っぽくなっていますが
備長炭などで吸着させると色が消えます。

③そうして得た液体を
火にかけ水分を蒸発させましょう。

もしくは水への溶解度が112 g/100 mL なので
飽和状態まで煮詰めてほっとくと
結晶が得られるはずです。

この炭酸カリウムを油に入れると液体石鹸になります。
水酸化カリウムで石鹸にする方がいいですが。

あとは炭酸カリウム水溶液と
硝酸アンモニウム水溶液なんかと
混ぜると“硝酸カリウム”という
黒色火薬の原料ができたりします。

絶対にやらないでください。

今回はこれだけだとちょっと短いので
工業的な作り方も書いてみます。

①塩化カリウム水溶液(KCl)を電気分解します。
そうすると水酸化カリウム、塩素、水素が発生します。

②そこで得た水酸化カリウムを
二酸化炭素(CO₂)と反応させると
炭酸カリウムができます。

もしこの方法で作りたければ
オンラインショップで塩化カリウムを買って
飽和させ、水酸化ナトリウムの電気分解の時と
同じように電気分解します。

そうすると水酸化カリウムなので
これにドライアイスでも一欠片入れておけばできます。

水酸化カリウムは次の記事で書きますが劇物で
水酸化ナトリウムよりも危険なので
取り扱いには気をつけてください。

最後に

お疲れ様でした。
今回は少し短かったですが
面白かったですね。

次回は水酸化カリウムについての記事をあげるので
お楽しみに。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからもとにかく色々書いていくので
フォローがまだの人はフォローよろしく

実験好きなトラ猫でした
それではまた

バイバイ!

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