日は沈み日は昇る 夏至からの流れ(後編)


夏至図を読むシリーズの後編は、個人の生活に当てはめての簡単なまとめである。


前編でも触れたように、今年の夏至図には水サインの緩いグランドトラインがあり、特に水星海王星のタイトなトラインをどう読むかが鍵を握っているのではないかと私は思っている。恋愛運やパートナー運とは違う視点で、人間関係に大きな変化を起こしたいのであれば今がチャンスかもしれないのである。


会社など、大勢の人が関わる場では同調圧力が強く、自分の意見を真正面から言いづらい雰囲気はいましばらくは変わらないかもしれない。しかしそんな中でも自分の気持ちを分かってくれる人、共感できる相手が見つかりやすい時でもある。会うべき人にはタイミング良く会えるし、”なんだこの人がそうだったのか”と気づくような出来事も起こるかもしれない。ソウルメイトはパートナーに限った話ではなく、人生で出会う人はほぼそうなのだがこの時期は特に仕事に関わるところでの”前もって約束や契約があるとしか思えない”出会いは増える可能性はあるように思う。


不安であればあるほど、”大丈夫だよ”と言ってくれる存在はありがたいもので、自分自身の脆さと向き合う勇気を与えてくれる場合もある。また他者を気にするが故に無理に合わせ、我慢しているのは分かっているしそれを辞めたいがどうすればよいか分からないのであれば、この人ならと感じた時に素直に直感に従って自分の気持ちを話してみてもよいのではないかと思う。


義務も約束も、確かに信用を維持するには大切ではあるが、それを人間関係の中心に置いてしまうと息苦しさが先に来てしまう。だからといって情に傾くのも必ずしも良いとは言えないわけで、今問われているのは個人のバランス感覚なのだと思うのである。


また今まで多忙で自分自身の事まで手が回らなかったという方は、もしかしたら一度立ち止まり足下を見直す機会もあるかもしれない。生活のリフォームを考える時期でもある。特に生活習慣の見直しをする場合、半年くらい先を考えながらマイペースでじっくり取り組む方がうまくいくだろう。精神的なストレスを適度に発散させることのできる居場所作りも大切だと思う。










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