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『自由に遊ぶ、ヴィンテージライクな服』より、6aのマキシ丈ワンピースを作りました

自分の中で、やってみたかったことがいろいろ叶ったワンピースが完成しました!名付けて、【ムーミン谷に着ていきたいワンピース】です。

2021年の秋にはじめて訪れたムーミンバレーパーク。行く前はさほど期待していなかったのですが、想像以上に素敵な場所ですっかり気に入ってしまいました。

宮沢湖を中心に、北欧の世界観がすごく作り込まれていて、行ったことはないけれど(←)おそらく本場のムーミンランドより確実に高いクオリティだなと感じました。

一番ときめいたのは、イヴァナヘルシンキがデザインしたというスタッフの制服のかわいさ!そして、なんだか話が合いそう!!!と思うような女子がいっぱいいたこと。

というのも、この時、私も柄物のワンピで行ったのですが、同じような雰囲気の、たっぷりとしたかわいい柄のワンピや、ミーをイメージした赤のワンピで来ていた方をちょいちょい見かけて、嬉しくなったのです。

で、すぐさま「次回のムーミンバレーパークに着ていくとしたら…」というテーマで、今回のパターンとは違うもので、新たなワンピースに取り掛かったのですが、いろいろあってそちらはボツに。。。

なので、結局1年ごしで完成しました。今回はパターンもそうですが、ボタンや紐、タッセルなど、細かくやってみたかったディテールを詰め込めたので、その点も大満足です。またしても前置きが長くなりましたが、以下解説します。

使用したパターン

『自由に遊ぶヴィンテージライクな服』より6aのマキシ丈ワンピースのパターンを使用しました。長らく気になってはいたものの、他のパターンに目がくらみ、ずっと作れずにいました。ちょっとネックだったのが用尺。ダブル幅を3.8mも使うのです。

あとは特にこれだ!という生地が浮かばなかったのも理由かもしれません。なのですが、今回、生地をゲットして、すぐさまこのパターンを思いつきました。結果生地×パターンの相性はなかなか良かったのではないかと思っております。

使用した生地

日頃から、ナカムラさんナカムラさんと言っている割には、実はここ1年ほど手芸ナカムラで生地を買っていませんでした。理由は単純に買いすぎたから。

とにかく手元の生地を消費してからだ!と思い、あえて新作チェックもずっとしていませんでした。なのですが、、、久々に新作を見てみると、私の好みドンピシャなローンが出ているではないですか!

なぜか紺やブルー地に白の柄が入った生地に弱い私。気づけば何枚もそんなワンピがあるのですが、またしてもそんな生地を買っていました。

今回はブルーに白い鳥さんがプリントされた生地。これは1年ごしのムーミン企画にぴったりじゃないの!!!と、秒でポチりました。

届いた生地は、思ったより鳥さんが大きめで、表面の滑らかさはない、どちらかというとボソッとした薄手のローンでしたが、それでもとにかくかわいくて一発で気に入りました。

アレンジなど

アレンジはちょこちょこやりました。

• Sサイズ総丈138.3と、身長158cmとにはにかく長かったので、裾を13cmカット
• 襟とカフスとスラッシュ見返しに、薄ーい接着芯を貼っています
• 襟は半分の高さにしました
• 今回の鳥さん生地の幅(110cm)に合わせて、見頃をバツっとカット
• ハンドギャザーとスモッキングを省きました
• 前のあきとカフスにつけるボタンの数も変更
• 襟に紐をつけてその先端にタッセルを付ける仕様に

難しかった点

ものすごく難しかった点はなかったのですが、スカート横のマチ部分が、ひと手間という感じでした。ステッチもありましたし。

あとは作られた方がインスタでおっしゃっていた通り、ここが肩線か!というのは私も思いました。襟元から肩がちょっと見慣れないパターンの形だったので、事前にこの情報知っていてよかったです。

ちょっと失敗したかなと思うのは、幅を大胆に削ってしまったので、その分、足さばきが悪くなってしまった点。この辺は裾にかけて見頃やマチのパターンを修正すべきだったのかもしれません。。

んーどうしても気になるようであれば、後々スリットを入れてみようかと思います(ちょっとマチの所は変になる予感がしますが。。)

気に入っている点

総柄で分かりづらいのですが、結構幅を縮めたものの、襟元にぎっちりと入ったギャザーがかわいいです。ギャザーもいつになくきれい寄せられたので、ローンで作るのは正解だったかもしれません。

裾の折り返しが10cmなのも贅沢な雰囲気がして好きです。襟の開き具合や袖のたっぷり感も、カフスの幅も本当にちょうどいい感じ。

このパターン本を知った時、そのおしゃれさに驚愕しましたが、ヴィンテージの服をモチーフにしていながら、とてもディテールが今っぽいんですよね。このパターンも、そのさじ加減が絶妙でした。

ヌキテパ的なトレンドの流れには、かなりはまるデザインだと思います。個人的には、70年代のボヘミアンルック、ビートルズの彼女たちやイヴサンローランのミューズ、ルル・ドラファレーズが着ていたような形のワンピースだなと感じました。

ディテール諸々

総柄で、たっぷりしたシルエットだと、顔がぼんやりしている私には、どうしても締まりがない印象(寝まき的な)になってしまいがちだと思うのですが、今回はディテールに助けられたかなと思います。

キラッと光る白蝶貝のボタンと、ツヤのある太めの刺繍糸で作ったタッセルがいい仕事をしてくれて、ほどよく全体の印象を引き締めてくれています。

この太い刺繍糸は、ボタンループにも使ったのですが、太さがある分しっかりとしたボタンループになって、満足しています。あと、タッセルは、最初気合を入れてもっと長く作ったのですが、引きで見ると仏具感ありありだったので、短くしました。気合の入れすぎは禁物ですね。

まとめ

そういえば久々に長袖のワンピを作りました。もうすぐ着られそうで嬉しいです。重ね着をすれば、結構長く着られるような気もします。とりあえず、完成したので、ムーミンバレーパークに行く予定を立てなくては!

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