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2022.1.15 CONNECTED NEW CIRCLES

セトリ:

A MONOLOGU BY MEPHISTO
:evolve
HYBRID CENTURY
COUNTDOWN
VOICE
スーサイドゲーム
ガイア
SIGHT
螺旋
BUTTERFLY EFFECT
CRUELWORLD
The Crime to Cradle
アルファ
狂人
PERFECT PLAN
PANDEMIC
OUTBREAK
FIELD OF GOD

EN
Voice of cradle
春の風
報いの虹
想像の楽園
STOP THE TIME, YOU ARE BEAUTIFUL
Daybreakers


活休発表があった時、まだまだ先のことと思っていた代々木での最後の2 daysは、信じられないほどあっという間に訪れた。

十分に心の準備をする時間を与えてもらったと思う。でも実際はあまり深く考えたくなくて、上滑りする別れの気配だけがいつも落ち着かなく私の周りにつきまとっていた。

「いっそ早く終わってほしい」安室ちゃんが引退する年に、そのファンの人が言っていたことを思い出す。
別れを意識することはストレスだ。ずっと向き合ってなんかいられない。そういう意味では、やっと終わりが来る。これでもう、Angeloを失うことはとりあえずない。諦めとも安堵ともつかない気持ちで代々木に向かう。

物販列は長く、コスの人もいつもより多い。お祭り感がある。

北日本の豪風雪で大変な思いをしながらも札幌からやってきた幼馴染と、アリーナ11列に座る。

最後の二日間が幕を開けた。

セトリの序盤は新しめで激しい曲が多く、息をつく間もないほどに駆け抜けていく。メンバーの気迫もさることながら、客席のボルテージもすごかった。最後だから悔いを残さないように暴れようという気概が会場に満ちている気がした。
キリトも「ぶつけてきて」と序盤から煽る。

SIGHTはもう少し後半で来るかと思っていたのに意外と早くきて少し驚いた。
美しい旋律に、美しい映像。涙腺にきたけど、なんとか堪える。

螺旋の果てへ…からの螺旋でもう震えた。全てはキリトの思惑通り。点と点が繋がり、キリトが描く世界が実現されていく。
元々大好きな曲だけど、より特別な意味を持ったように思った。

BUTTERFLY EFFECT、CRUELWORLDでも、今までより一層キリトの示すメッセージが伝わってくる。キリトの力強い歌声が、波紋となりみんなに希望を与えていく。

そこから久しぶりの曲も含めて盛り上がる曲が続き、観客も全力で応える。一体感がすごい。
あっという間に本編が終わる。

アンコール2曲目の春の風では、バックに舞い散る花びらの美しい映像が流れ、思わず見入っていた。すると曲終わりにキリトが「バイバイ」といった。客席には動揺が走り、拍手もややまばらだった。

思い出したのは去年の冬、ティアドロップの終わりに「バイバイ」とキリトが言ったこと。お父さんへのバイバイだったとすぐにわかったけど、キリトにバイバイと言われたことに激しく動揺した。いつか、私たちに向けて言うのだろうか。そう考えると、その恐ろしさに愕然とした。
あれから一年。バイバイする間際になっても、キリトのバイバイは、聞きたくなかった。

心臓がバクバクしたまま、拍手もできず、報いの虹が始まる。
七色の照明が眩しくステージを照らす。
ああ、綺麗だな。
素直にそう思った。演出もさることながら、綺麗な曲だ。何回も力をもらった曲だ。自然と笑顔になる。あたたかい気持ちで満たされていく。

考え方ひとつで世界は変わると言うキリト。
世界がどんな状況であっても、想像すること。
久しぶりの想像の楽園は多幸感がすごかったけど、久しぶりすぎて乗り方を忘れた。でも気にならない。楽しい。楽しすぎる。
楽しさの最高潮でライブ終了。メンバーもみんな「まだ明日があるから」とみんな言うものの、当然思うところはあるようで、でもいつもみたいでもあって、なんか切なかった。ギルはいつも通りだった。

幼馴染たちと原宿駅まで歩く。
夜風が気持ち良く感じるほど、興奮して体温が上がっていた。こんな風にライブの感想を言い合いながら楽しく帰るのも、明日で終わりなんだろうか。
みんな今後の活動はどうするんだろうか。

先のことを心配しても仕方ない。
とりあえず明日で最後。何も悔いは残したくない。全力で楽しもう。

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