見出し画像

世田谷コミュニティ財団 プロボノメンバー インタビューvol①:「世田谷で友達を10人作る」Oさんのケース

世田谷コミュニティ財団では、「まちを支える生態系をつくる」というミッションの達成に向け、様々な活動を行っています。その1つに、プロボノプロジェクトがあります。
プロボノとは、社会人としての経験を活かして社会活動に参画するボランティアのこと。世田谷コミュニティ財団では、財団自体の活動や、財団が併走している団体での活動において、多くのプロボノメンバーが活躍しています。
でも実際、プロボノってどんなことをやっているの?なかなか外から見えにくいその実態を、メンバーのインタビューを通じてご紹介します!

プロボノ参加のきっかけは「友達作り」!

画像1

Oさんは、世田谷区・下馬にお住まいで、普段は中小企業を支援する機関でお勤めされています。生まれも育ちも目黒で、今も目黒区と世田谷区の境目にご自宅があります。そんなOさんがプロボノとして世田谷コミュニティ財団に関わるようになったきっかけは、友達作りなのだそう。

Oさん「小学校から私立に通っていて、地元の友達というものが1人もいなかったんです。成人式も、記念品だけもらって帰るような状態で(笑)それが自分の中でコンプレックスになっていました。だから、お正月に『世田谷で友達を10人作る』という目標を立てたんです。その目標を達成するために調べていく中で知ったのが、世田谷コミュニティ財団でした」

世田谷で活動できる団体を探している中で、世田谷コミュニティ財団を知ったというOさん。たまたま理事の中に知り合いがいたことで、財団の代表である水谷と繋がることとなりました。

Oさん「結果的に今はプロボノとして参加していますが、こうした経緯でもあるので、プロボノをやるぞ!と最初から決めていたわけではないんです。財団の人と話して、自分ができることや好きなことを活動として実現していく中で、気づけばプロボノになっていたような形です(笑)」

プロボノチームで企画したイベント「ソロさんぽ」

画像2

そんなOさんはじめ、プロボノチームで企画したイベントが、「みんなでソロさんぽ」です。もともとマラソンが趣味というOさんがラン部の発足を企画していましたが、コロナ禍のため実現できず、その代わりとして「ソロさんぽ」というアイディアが生まれたそうです。

※「ソロさんぽ」の詳細はこちら

Oさん「いろいろな人の目線で世田谷のことが見られて、それがおもしろい企画になりました。ソロさんぽがきっかけとなってランを始めたという方もいて、お互いに影響を与え合って世田谷への新しい視点を得られる、おもしろいイベントになっていると思います」

ソロさんぽ、そして派生イベントの「ゆるラン」と、プロボノチームによるイベントはいずれも盛況に終わりましたが、まだまだ発展途上でもあります。今後はどのような活動をされるのでしょうか?

Oさん「ランが趣味なので、ラン×地域のかけ合わせには興味があります。参加してくれるメンバーそれぞれ興味のベクトルがあって、たとえば『ラン×地域』『暗渠×地域』『地形×地域』のように、様々な切り口で地域と向き合う人がいます。それぞれがやりたいことをやって、それを共有していくことで、ゆるやかだけれど確固たるつながりが作れたらいいなと思っています」

画像3

Oさん「もともと、世田谷の友達がほしいというのとは別に、自分自身を見つめなおしたいという気持ちもあったんです。でも、自分を見つめなおすって難しい!自分を大事にするってどういうことなのだろう?と考えたときに、まずは自分の周りにあるもの、たとえば家族や地域を大切にすることはできるなと思って。コロナ禍で、自分の身近にあったものがより身近になったなと感じています。その大切な身近なものが、どんどん拡張していったらもっと楽しそう!」

プロボノは「自分自身を豊かにする」活動

画像4

そうしたお気持ちからプロボノとしての活動をスタートしていたOさん。だからこそ、義務感や責任感にとらわれすぎず、気負わず活動に参加できていると言います。

Oさん「仕事ではないので、がんばりすぎてしまうと続かないですよね。でも、もちろんただの遊びでもないので、『手伝う』とか『自分でがんばる』ではなく、『そうなっていく』ための活動をしていきたいなと思っています。結局、自分自身が豊かでないと続かないんですよね。でも、頑張って自分を豊かにするのではなくて、活動していく中で関わる人とお互いに豊かにしあっていく、そんな循環が生まれていると思います」

Oさんはじめ、プロボノチームの今後の活躍に期待大です!ちなみに…年始の目標「友達10人」は達成できましたか?

Oさん「クリアできました!今20人ぐらいなので、次は30人を目指してがんばります(笑)」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?