東葛地域の紹介
今回は私が暮らしている東葛地域についてご紹介します。
東葛地域または東葛飾(ひがしかつしか)地域とは、千葉県北西部に位置する地域で、松戸市、柏市、野田市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市の6市で構成されています。
まえがき
東葛飾とは2005年まで存在した東葛飾郡のことを指します。沼南(しょうなん)町が柏市に編入したのを最後に、東葛飾郡は消滅してしまいました。
正しくは東葛飾ですが、東葛と略して呼ばれることが多い印象です。
旧東葛飾郡であった船橋市、市川市、浦安市を含める場合もありますが、この3市は葛南地域として別の地域に区分されることが多いです。また、取り扱う媒体によっては、印旛地域である白井市と印西市が含まれていることもあります。
この地域は私の出身地でもあり、ずっと住んでいる立場から申し上げると以下のような印象です。
東京、埼玉、茨城と隣接しており、千葉県の中でも独特な立ち位置かつ、交通アクセスや文化を考慮すると、県庁所在地がある千葉市よりも、東京寄りといった感じです。また、茨城と埼玉に隣接している地区はやや北関東をイメージさせるようなローカルな雰囲気があります。
因みに、千葉県にあるJRの駅の中で常磐線の駅と南流山駅に関しては、千葉支社ではなく首都圏本部(旧・東京支社)の管轄です。
松戸市
人口約50万人を擁する県内第3の都市
東葛地域の行政の中心地
有名な観光スポットには、矢切の渡し、戸定邸、あじさい寺としても名高い本土寺等
ドラッグストア「マツモトキヨシ」の本社はこの町に所在。社名は創業者かつ松戸市長を務めていた松本清の名前から採られた。
ビジネス、歴史、住まい、農業などあらゆる側面で緩やかに発展し続けている。
20世紀梨発祥の地でもあり、市内には「梨香台」「二十世紀が丘」と20世紀梨に因んだ地名がある。
柏市
人口約43万人を擁し、松戸市と肩を並べる東葛地域の商都
柏駅周辺の都会的な雰囲気があり、「千葉の渋谷」とも称される。
あけぼの山公園、柏の葉公園などの自然を感じるスポットもある。
Jリーグのクラブチームである柏レイソルのホームタウン
農業都市としての側面があり、日本有数の小カブの産地である他、日本におけるチンゲン菜の栽培発祥の地でもある。
柏の葉地区
「柏の葉キャンパス駅」を中心とした柏の葉地区はららぽーとをはじめとした商業の側面だけでなく文教としての側面も持ち合わせている。
沼南地区(旧沼南町)
2005年、柏市に編入。
市の南都部に位置しており、名前の由来は手賀沼の南に位置していることから名付けられ、手賀沼近辺は田園を感じさせる。
国道16号線を中心に商業施設が立ち並ぶ。
野田市
西に江戸川、東に利根川が流れ、2つの川に囲まれた千葉県最北端の町
茨城と埼玉と隣接しており、北関東らしいローカルな側面が見られる。
キッコーマン本社があり、醤油の町として名高い。
清水公園は桜の名所やアウトドアのスポットとして人気
名物にはホワイト餃子がある。
国道16号線沿線は大手企業の工場や倉庫が立ち並ぶ。
関宿地区(旧関宿町)
2003年、野田市に編入(千葉県における平成の大合併第1号)
関宿城は関宿地区のシンボルであり、野田市の観光名所でもある。
野田市の北部に位置しており、現在においても、県内最北端の地区
流山市
人口増加率が全国トップクラスの町
近藤勇と土方歳三の別れの地として名高く、新撰組縁の地でもある。
つくばエクスプレス開通により、おおたかの森地区が新興住宅地として発展し、子育て世代に人気
活気や発展があり、メディアで取り上げられているのは、おおたかの森地区、旧市街地(本町)、南流山地区に限られている。
北部地区、東部地区は閑散としていて、おおたかの森地区や南流山地区との地域格差が激しい。
我孫子(あびこ)市
この町のシンボルは手賀沼。
大正から昭和初期に活躍した文化人が風光明媚な場所として手賀沼の畔に別荘を構え、文化都市として発展。白樺派縁の地でもある。
歴史、芸術、文学に通じた町であり、志賀直哉、柳宗悦、武者小路実篤に縁のあるスポットもある。
全国では珍しい、野鳥専門の博物館がある。
市名である我孫子は難読地名であり、その他市内にも難読地名が多い(高野山(こうのやま)、岡発戸(おかぼっと)、下ヶ戸(さげと)等)。
鎌ケ谷市
市のシンボルである鎌ケ谷大仏は日本一小さな大仏
新鎌ヶ谷駅を中心に新興住宅都市として発展中
県北西部の主要四都市(松戸、柏、船橋、市川)と接しており、成田空港や、羽田空港と交通アクセスも良好
北海道日本ハムファイターズの2軍の本拠地かつ、通称:鎌スタがある。かつてはあのダルビッシュ有や大谷翔平も足を運んでいた。
東葛飾郡成立当初から遡ると、他の自治体との合併を行っていない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?