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バカタレ論法

僕はふと「馬鹿野郎」と嘆いた。

嘆いた結果、その「馬鹿野郎」が大気の空白に虚ろになって溶けて消えた。
どうしようもなくその「馬鹿野郎」を探しに行こうと思ったけど、やめた。

めんどくさいなぁ。

光を買いに行こう。
光を。

光は何屋さんに売っているんだい?
君は敬称略で「そごう」と答えた。

僕はその日初めて君を呼び捨てした。
「そごう」のように。

「そごう•西武」

光を没頭する。

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