微笑ラテ、微笑抜き
何かの覚悟を持って、君の額に銃口を突きつけたんだけど君は熱が出ていて熱さまシートをしていた。
銃口の冷たさで解熱できたらいいのにとか僕が冷たくしてあげるとか、そんなことを思ってたけどやっぱり小林製薬に失礼だなと思って僕はサコッシュに拳銃をしまった。
街を歩き出した。
5歩歩いた後に振り返ると君は見えなくなっていた。あまりに足が速い。僕はふとボルトを思い出してあのポーズを街路樹に隠れて、した。
セグウェイの倒れる音が、した。
木漏れ日が、見えた。
君の影を、覚えていた。
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