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卒制終わってみた今を基礎デ生にインタビュー!その2(板東ゼミ編)2020

基礎デ生インタービュー第二弾!!今回は板東ゼミの皆さんに自分の卒業制作を振り返ってもらいました!


この記事の見方
①卒制どんなの作った?

②どういったスケジュールだった?

③卒制でいくらかかった?

④卒制のここが大変だった!

⑤卒制のここがやっててよかった!

⑥卒制を終えて来年の4年生に一言


板東ゼミ Sさん

①振袖にプロジェクションマッピングした。
先生には大反対されてましたが作ったもん勝ちだと思う。やりたい事やるべきよ!っていう友人の強い後押しが有難かった

②12月くらいまでなにやるか決まらず、1.2月まるまると3月の頭で急成長、完成にこぎつけた
(絶対もっと余裕もった方がいいです)

③(トルソー7000、布7000、紙製の什器もどき1000、壁代ひとり15000、没案のために試作した針金やら紙やらなんやら入れても)3万とすこし

④提出チェックの日にパソコンとデータが死んで私も死んだ、(全てを諦めて床で寝てたせいでゼミ生にびびられたりした)


⑤やりたいことにこんなにがっぷり四つで向き合える時間は社会人になったらきっともう無いので、がんばってよかった。


⑥先生が、家族が、友人が、鑑賞者が何を言っても、製作者はあなたなので、胸張って作ってください。
あと全然一言じゃないけど、睡眠と食事はちゃんと摂ってください。生命活動の維持を怠らないように…


板東ゼミ Hさん

①送電線の10分の1サイズの模型。送電線を辿ることを疑似体験できる。

②なんとなくテーマを決めたのは6月くらい。そこから具体的にどういう表現をするかの決定に手間取り鉄塔を作り始めたのは10月になってからでした。就活と同時並行だったのでもっと計画的にやるべきだったと反省しています。10月以降はほぼ毎日学校に行きゼミ室と工房に入り浸っていました。すべての展示物が完成したのは結局卒制展直前の3月頭でした。


③十万円以上。正確には忘れた。別途壁建てに一万五千円。


④就活と同時並行だったこと。


⑤学校の工房、ゼミ室、展示スペースをフルに使ってやりたい放題できたこと。一基3mサイズの塔を作れるのは多分人生最初で最後。


⑥当たり前ではあるけど、とりあえず手を動かしてラフスケッチでもいいので何か作りましょう。そしゼミの時に先生に見せましょう。その繰り返しで卒制が少しづつ形になっていきます。いきなりアイデアを具体化するのは難しすぎる。あと展示室の壁建てはお金と手間がかかるのでしっかり準備しましょう。先輩の壁盾を手伝った人がちらほらいると思うので探してやり方を聞くといいよ。


板東ゼミ Sさん

①海のゴミをコレクションし、形や存在の面白さを作品にした。宝探しの様に拾い集めることで、ゴミを拾うことへの新しい価値観を模索した。夏と冬で分け、標本と2冊の本を制作した。


②8月に大体テーマ等を決めて、2月まで制作した

③10万ちょい(壁代含め)

④什器等の展示の為の制作が大変だった、直前になるから

⑤何度も海に行けて楽しかった。海に行った日は夕方まで砂浜でのんびりしてた

⑥もう皆は何でも作れるから大丈夫です、楽しんで下さい!来年の卒展楽しみにしてます〜



板東ゼミ Sさん

①アニメーションの展示上映

②最後の方は2〜3日で線画1本

③20万

④什器製作 時間かけすぎた

⑤全ての経験がちゃんとこの先の踏み台になったこと

⑥卒業制作は集大成と言われるけど、むしろ将来へ繋ぐ一作目だと思って何でも挑戦したら良いと思います


板東ゼミ Kさん

①『空白の建造物』というタイトルの、全5冊でひとつの本と映像作品です。自分が訪れ、細部まで撮影した廃墟の写真を編集した各4冊の写真集と、廃墟に訪れた際の出来事や自分の心境を記した1冊の文集、そして写真と共に撮影した動画や、建物が人々に使用されていた当時の写真を連続的に放映する映像の3つで構成されています。廃墟と呼ばれる存在を愛してやまない私が私自身と向き合うため、また、鑑賞者の方々の中で廃墟の捉え方が変化することを望み、この作品を制作しました。

②5月にゼミが始まり、自分の作品イメージが固まってからは、以前から撮り溜めていた廃墟の写真編集と同時進行で10月下旬までひたすら廃墟に行っていました。作品のテーマやコンセプトは行ったその場で考えようと思い。11月にようやく全ての本の編集作業に取り掛かり、何だかんだで2月下旬に印刷所へ入稿。と同時に展示中に放映する動画の作成をしていました。無理を言って3月2日に印刷所から納品してもらい、そこから寝ずに本文綴じやハードカバー制作などの製本作業をして6日の展示作業に間に合わせました。

③印刷代や廃墟へ向かった旅費・ツアー代などを合わせると、大体30~40万円くらいかと思います。

④私が苦しんだのは、テーマ決めです。どれだけ考えてもどれだけ廃墟に赴いても、自分が「これだ!」と思える肝心の作品のテーマがなかなか見つからず苦心しました。しかし、ふとした瞬間に悩んでいた全てが自分の中で繋がり、「空白の建造物」というフレーズとなって頭の中に現れたときには、世界が晴れ渡っていつもより明るく見えた気がしました。

⑤4年次にゼミに在籍し、卒業制作を行った約1年のこの期間そのものだと思っています。この1年間で、今までにない程自分と向き合い続け、様々なことを考えたり、苦しんだり、作ったり、満喫しました。この特別な1年間にこそ、自分が卒制という課題を通して様々なことを学べる大きな意味があったのだと思います。

⑥好きにやったらいい。

板東ゼミ Yさん

①キャラクターアニメーション(3DCG)

②キャラクター作品を作りたいと初期から考えていましたが、アニメーションにすると決めたのは夏休み明けてからです!

③4万円くらい(壁代含む)

④キャラクターで具体的に何を作るかの案出しが一番大変でした!

⑤一つの作品を時間をかけて、じっくり考えながら作れたことです!

⑥趣味の延長的な気持ちでやれば超楽しいと思います!


板東ゼミのご協力くださった方々ありがとうございました!次回は小林ゼミの卒業制作を紹介していきます。

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