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卒制終わってみた今を基礎デ生にインタビュー!その1(原ゼミ編)2020

卒業終了制作展から2週間ほど経ちました。

今年度は予期せぬことがたくさん起こりましたが、無事卒制展を開き、終わることができて本当によかったです!
見に来てくださった方、オンラインでプレゼンを見届けてくれた方、ほんとにありがとうございました!

さて、今回から卒制終わった基礎デ生に1年間を振り返ってもらったり、来年の4年生へのアドバイスをしてもらうインタビューをシリーズではじめます!

まずは原研哉先生のもとで1年間卒制を取り組んだ原ゼミ生にインタビューしてみました!2020年の原ゼミのテーマは「OUT」です。


この記事の見方
①卒制どんなの作った?

②どういったスケジュールだった?

③卒制でいくらかかった?

④卒制のここが大変だった!

⑤卒制のここがやっててよかった!

⑥卒制を終えて来年の4年生に一言


原ゼミ Aさん

①軍手の白と黄色のビジュアルを他のものに適用していく作品をつくりました。

②8月にやりたい!と思ったことが浮かんでしまい、5月からの案を全て仕切り直しました。そこから制作方法や素材を模索し、9月末からはひたすら制作していました。年明けからは撮影や冊子の制作、具体的な展示の計画を進めました。

③作品13万、展示3万ほど。

④長い制作期間の中でモチベーションを保つことが大変でした。あと壁立て。

⑤自分の作品に足を止めてくれる人を間近で見られたことが嬉しかったです。

⑥4年は卒制の他にも考えることが沢山あって、最初は卒制どころじゃないという人も少なくないと思いますが、私はこの一年で落ち込んだり悩んだりしたとき、制作していること自体が逆に支えになったりもしました。なのでまずはよく寝て食べて、楽しんでください!



原ゼミ Fさん

①花環

②毎日ずっとコツコツ作ってた

③60万円

④とにかくデカいから持ち帰ってやることができないので、毎日夜遅くまで学校に残って作業する日々だった

⑤賞は特にもらえなかったけど、いろんな人に褒めてもらうことが多く、やり切って良かったと思った

⑥毎年壁立てを自費で作って建てて捨てるという環境破壊活動をしてるので、早くその負のループから抜け出してください!私は研究室になんで毎年そうなのか聞いたら「作った壁を保管する場所も無いから」と言われたけど絶対、改善策はあります。(と信じてる)


原ゼミ Yさん

①作品の周りを通るだけで石膏の卵が自動で壊れてしまうインスタレーション。卵は破壊するためだけに作られたので責任を感じる必要はない。にも関わらず鑑賞者は「自分が通ったことで卵が破壊されてしまったのではないか?」「誰が卵を壊したのか?」と責任を感じてしまう。鑑賞者に責任という「ないもの」を探させることが目的の作品。

②5月には既に「責任の所在」というテーマは決定していたのですが、どういう作品形態にするか試行錯誤を続けていたので本格的な作品制作は12月からでした。
私の場合は破壊する為の作品を600個ほど製作しなければいけなかった為、昼の12時から夜の10時までゼミ室で作品制作に打ち込んでいました。作品自体は4週間ほどで達成し、1月から作品を自動で破壊する装置の選定・発明などを行いました。1月16日から入試期間でゼミ室で作業できなくなったので家で装置の実験をし続けました。
2月15日に入試期間が明け、ゼミ生全員での展示会場作りと作品設営を行いました。

③22万8165円かかりました。作品自体は6万円ほどで、破壊装置が16万円ほどかかりました😭作品にかかるお金はGoogleスプレッドシートかエクセルなどで管理するとわかりやすいのでおすすめです!

④卵の大量生産は慣れてしまえばそれほど苦ではなかったのですが、壊れやすい卵を大量に移動させたりするのが大変でした…600個製作したのですが、移動などで200個ほど割れてしまい心が折れそうでした😭

⑤作品形態上ずっと作品の側にいなければいけなかったのですが、その時にお客さんの驚いたり喜んだりする表情が実際に見れたことが本当に良かったです!
実際にお客さんに私の作品を壊してもらう体験型の作品だったので、「テーマが面白い」とか「強烈な作品だった」など暖かい言葉を直接沢山いただけて、作ってよかったと心の底から思いました☺️

⑥今年のゼミも引き続きリモートが続きそうですが、なるべくゼミ室に通って制作することをおすすめします!ゼミ室で同じ目標に向かって制作する仲間と一緒に作業することで、勇気づけられたり家にいるよりも断然作品が捗ると思います。卒制頑張ってください!



原ゼミ Cさん

①絵本と壁に入れる大きいスチロールサイコロ作った。


2020.4-2020.9 具体的なアイデア(シルエットからの連想)を考える
2020.9-2020.12アイデアを考えながら選ぶ。具体的展示の形を決める。
2020.12-2021.3 実物作る。展示会場を作る。

③12万円ぐらい

④アイデアを考えること。いずれも多くの人たちが面白いと思うアイデアを考えることが結構時間をかかった。

⑤展示の見せ方は展示を見る人も一緒にシルエットから想像するができる形にして、展示を見る人に楽しく見ることができた。

⑥卒業制作は自分の好きなことを作ってください。学生時代は自分の発想を自分の手で作れる大切な時間なので、自分の好きなことやったほうが楽しいです。


原ゼミ  Hさん


①常識という一線を“イン”と考えるひとたちに向けたアウトな生物を制作


②夏休みまでにテーマを決定し、年内に映像に使用するパペットを完成させました。映像は1〜2月に撮影し、編集しました。


③10〜15万くらい?


④就活と並行して制作するのが大変


⑤自分がやりたいことを突き詰められるので、やりたい方向性が見つかる。


⑥決定するのは自分なので、自分を信じて制作してみてください。応援してます!



原ゼミのご協力くださった方々ありがとうございました!次回は板東ゼミの卒業制作を紹介していきます。



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