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Cosmic Frog 2月アップデート、Optilogic社年次イベントOptiCon2024開催


Optilogic社について

Optilogic社は2018年にLLamasoftの創業者・元CEOであったDon Hicks氏によって創設され、財務・サービス・リスク・サステナビリティのバランス化を実現するサプライチェーンデザインテクノロジーの提供によるサプライチェーンデザインに携わる人々や組織の成功に注力をしている企業です。Optilogicが提供する100%クラウドネイティブ・サプライチェーンデザインソリューションCosmic Frogを世界に展開し、米国・英国・クロアチアにオフィスを構え、日本市場においては、BigM株式会社と2022年よりパートナーシップを締結しテクノロジーとサービスの提供を行っています。

2月アップデート

Cosmic Frogでは、これまでに次世代在庫最適化シミュレーションエンジン"Dendro"輸送最適化エンジン"Hopper"など、多くのシミュレーション・最適化エンジンの機能拡張が行われてきました。そして、2月のアップデートでは、ユーザビリティに関する機能改善が実装されました。本記事では、その主な機能アップデートについてご紹介します。

モデルアクティビティ機能実装

モデルアクティビティは、モデル内アクティビティの進行状況・ステータス確認が可能となる機能です。モデルを構築する上では、各種データのインポートや拠点情報に対する緯度経度情報の取得(ジオコーディング)など、さまざまな作業をする必要があります。これまでは、ユーザー自身が各作業の進行状況を追跡する必要がありましたが、新しく導入されたモデルアクティビティでは、画面上に新しいカードが表示され、各アクティビティの進行状況やステータスの詳細情報を一目で確認することが可能です。

右側カード(モデルアクティビティ機能)にて各アクティビティの進行状況が確認可能

マスタデータセレクタ (Drop-down master data selector)

マスタデータセレクタは、各種データテーブルにて必要とされるマスタデータテーブル内におけるデータ項目をドロップダウン形式で自動参照することができる新機能です。

モデリング作業においてはマスタデータを参照しながら、他データテーブルを作成することが必要です。これまではユーザがマスタデータ内のデータ項目を把握(若しくは、マスタデータからこれら項目をコピー&ペーストすることで対応)しながら、その他データテーブルを構築する必要がありました。本機能実装を通じて、マスタデータに存在するデータ項目をその他データテーブルにてドロップダウンリストから選択できることから、より円滑かつ正確なモデル構築が可能になります。

マスタデータセレクタ。ドロップダウン形式でマスタデータ内の項目が表示される

データ入力補助機能 (Data entry helper)

データ入力補助機能では、各種セルから起動することができ、関連するテーブルから候補となるデータ項目を検索可能なリスト形式で表示することが可能です。リスト内のデータをクリックするだけで、対象セルにデータが自動入力されます。

データ入力補助機能。セル内右クリックから起動ができ、右側カード内にリスト形式で候補値が表示される

レコード数表示機能 (Record counts)

各種データテーブルにおいて、レコード件数を表示する機能が追加されました。この機能は、フィルタが適用された場合でも正確なレコード数を表示し、データモデリングの検証作業を効率化します。さらに、フィルタ項目の視認性が向上したことにより、データへのアクセスが容易になりました。

データテーブル内左上にレコード件数合計が表示される。またフィルタが適用されてる項目は右上に表示され、フィルタ解除などの操作も改善

カスタム列の作成・管理機能 (Custom columns)

これまで、Cosmic Frog上でユーザーが指定するカスタム列を作成することは可能でしたが、SQLエディタを使用して定義する必要があり、手順がやや複雑でした。本機能を通じて、Cosmic Frog内でカスタム列を簡単に作成、編集、削除することができるようになりました。

セル内右クリックよりカスタム列作成メニューへのアクセスが可能

シナリオアイテム管理機能改善 (Scenario item managent)

シナリオ作成・実行で活用するシナリオアイテム(各種データ項目への変更指示。What ifシナリオを実行する際に活用)の管理に関する機能改修。複数シナリオへのシナリオアイテムの割り当てが可能となり、また各種シナリオアイテムが変更する対象データ項目に関する視認性が改善されました。

シナリオアイテム管理機能。縦軸に各種シナリオアイテム、横軸にシナリオが表示される

ユーティリティ機能 (Utilities)

ユーティリティは、モデル構築におけるワークフロー自動化にて活用される機能です。モデル内に含まれる顧客オーダー情報に基づいて顧客需要の総量を別データに自動集約したり、個別モデル内のマップ設定を別モデルにて呼び起こす等、あらゆる自動化に対応しています。2月アップデートを通じて、ユーザによるカスタムユーティリティの構築が可能となりました。詳細は下記動画にて紹介されておりますので、ご覧ください。

Optilogic年次イベントOptiCon2024開催決定

Optilogicが主催する年次イベント、OptiCon2024が5月28日(火)から30日(木)に米国ミシガン州アナーバーにて開催されることが発表されました

OptiConは、サプライチェーンデザインの専門家や関係者が集まり、デザインのスキル向上やアイデアの共有を目指す重要なイベントです。サプライチェーンデザインの先進事例の共有やハンズオン形式でのトレーニング、新機能発表など各種セッションが実施されます。

開催セッションの一例

  • アジアにおけるサプライチェーンデザイン

  • 感度分析スケーリング

  • サプライチェーンデザインコンサルティング

  • ビジョン・ロードマップ

  • ルート最適化・シミュレーション

  • 在庫最適化・シミュレーション

  • インタラクティブなデザインワークショップ

BigMとしても本イベントへの出席を予定しており、レポートを別途発信させていただきますが(OptiCon2023のイベントレポートについては、こちらの記事をご参照ください)、ご参加をご検討いただける場合は、通常お申込みより、よりお得な参加手配のご案内可能ですのでぜひ、弊社までお気軽にお問い合わせください。

さいごに

最新の機能アップデートでは、ユーザビリティを重視した機能拡充・改善が行われ、より正確で効率的なモデル構築を促進する取り組みとなりました。

BigM株式会社は、日本におけるOptilogic社の唯一のパートナー企業としてOptilogic社のテクノロジーを日本の企業様に活用いただくためのサポート、活用支援、コンサルティングサービスを提供しております。

Cosmic Frogに関するデモ実施、トレーニング開催等も柔軟に対応しておりますので、ご不明点・ご要望等ございましたらお気軽にinfo@bigm.oneまでお問い合わせください。

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