見出し画像

MMORPGを通して人を想う。

今まさに私の生活において、多くの時間を費やしていると言っても過言ではない、MMORPGについて書いてみます。

MMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game、マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)とは、「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」のことです。(Wikipediaより)

このゲームを求めるプレイヤーの心理は様々です。
純粋にゲームコンテンツを楽しみたい。楽しいことを共有する仲間が欲しい。とにかく暇な時間をなんとかしたい等。そして、その初期動機の度合いによって、プレイ後に訪れる出来事も様々です。
ゲームコンテンツが楽しみたいのであれば、それらが終わればプレイを止めるし、他のプレイヤーと繋がることを望んだのなら、人間関係につまずいてしまえば辞めてしまう。
前者であれば「まあ所詮ゲーム」で許されても、後者はそうはいかないでしょう。オンラインゲームという手段を通して形成された人間社会と捉えるならば、簡単ではない事象も潜んでいるわけです。

SNSも然りですが、ことMMORPGに関していえば、画面の向こう側にいるのは自分と同じ血が通った人間であるという認識を、持っている人ほど長く楽しめると思うのです。

本名も知らない。会ったことさえない。顔も見たことない。どこで生まれて、どこで育ったかも知らない。これらをMMORPG上で質問したり知ろうとすることは、基本的にタブーとされています。
それでも私は、画面の向こうにいるであろう人を想うなら、それらの片鱗でもいいから知りたいと思ってしまうのです。
ステータスではなく、考え方とかいう難しいことから、趣味や好きな食べ物とかいう簡単なことまで。きっとそれが、他者に対して興味をもつということだと思うのです。

遊ぶプレイヤーの数だけ、チャットで語られる内容も違う。
見た目も違う。プレイスタイルも違う。考え方も違う。
同じ日は二度と訪れない。
記録(セーブ)もされないし好きなところから再開(ロード)もできない。

同じ日は二度と来ない。
そんなリアリティショーから感じられる楽しさと、閲覧者ではない、当事者として活動できる喜びを兼ね備えたコンテンツなのかもしれないですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?