【雑記】HIKAKIN~継続するという才能~
最近HIKAKINの動画を見るようになったので、インタビュー記事も読んだ。
ーーヒカキンさんのようなトップYouTuberになるには、どうしたらいいですか?
ヒカキン:うーん、一言では難しいんですけど、僕がやったことと言えば、とにかく長く続けたことだけなんだと思います。
ある程度の知名度を確保して、名前が定着していくまでに最低でも3年くらいはかかると思うんですよね。
だから、いきなりとんでもない爆発的なヒットを出して、他の人よりも頭一つ抜きん出る必要はなくて。
ーー 一過性のヒットは意味がないと。
ヒカキン:結局、一回だけ人気を爆発させてもすぐに落ちてしまうことが多いので、全然効果はないと思いますね。
今、YouTuberって単語と一緒に、はじめしゃちょーと僕の名前を上げてくれることが多くて。
それってやっぱり、第一線でやってる期間が長かったからだと思うんですね。はじめしゃちょーでさえ、グッと伸びたのが2014年から2015年くらいです。
彼が活動を始めたのが2012年くらいだから、やっぱり3年ほどはかかってるわけです。
重要なのは「ある程度の知名度を得るまでに3年はかかる」という実感の部分だろう。HIKAKINは「とにかく長く続けただけ」と言っているが、続けるということは本当に難しい。仕事でもないことを3年も続けることが果たして簡単にできるだろうか。しかも、上達するにはただ続けるだけではなく、向上し続けるという意思を持って行わなければならない。
非常にざっくりした話になるが、やはりHIKAKINには「才能」があって、それは「継続して努力できる」ことだったわけだ。
ところで、HIKAKINの初期動画とはどういったものだったのだろう。
20歳そこそこのHIKAKIN。当初はビデオブログとして始めたらしいことがわかる。あくまで個人的な記録として作っていくという方向性だったようだ。特に多くの人に見せるという工夫のようなものもない。
これなんかスゴい。野良猫を撮っているだけである。
これもスゴい。川に入ってるだけ。
食べ物のレビューなんかもしているが、この初期HIKIKANの動画には現在のようなエンタメ性や動画編集なども特にない。ほんとにホームビデオみたいな使い方である。
HIKAKINと同じようにスタートして、HIKAKINになれなかったYouTuber(あるいはビデオブログ製作者)はたくさんいる。なかにはHIKAKINより長く懸命にビデオブログを作っていた人たちもいただろう。彼らとHIKAKINの違いは何なのだろう…
少なくともHIKAKINには才能があったのだ。
継続して努力できるという才能が。
HIKAKINは「才能」のほかに「謎」がある。極めて個人的な動画を撮っていたHIKAKINが「ある程度の知名度を得るまでに3年はかかる」という実感を得るに至るまで動画を撮り続けられたのはなぜか、どういったモチベーションに支えられていたのか、という多いなる謎なのだ。
この謎を解くために今年もHIKAKIN動画を観ていこうと思う。
では最後にHIKAKINの最新動画を観て終わる。
しかし、野良猫の動画とってたあんちゃんが住みもしないタワマンの部屋借りられるようになるの、めちゃ夢があるな。そりゃ子供だったらあこがれるって。
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