【雑記】「パージ」シーズン2はいい!
アマゾンプライムで配信中の、ドラマ版「パージ」シーズン2がいい!
「パージ」は、1年のうち12時間だけ、殺人を含むあらゆる犯罪が合法になる日が設けられた近未来アメリカで起こる人間ドラマを描く作品だ。
もともとは低予算のシチュエーションスリラー映画だったが、ヒットして以来「アナーキー」「エレクション・イヤー」と続き、最新作には最初のパージを描く「エクスペリメント」がある。
パージは2作目の「アナーキー」がとてもよかったので、注目して観ていたのだが、現在配信中のドラマ版「パージ」シーズン2は今のところ素晴らしいデキだ。
あるパージの日の出来事で人生が狂ってしまった人々が、引き寄せられるように関わっていく様は観ていて面白いし、いくつもの謎が次回への期待を高めている。
映画から連続ドラマへと「パージ」が続いていく理由は、シチュエーションの使いやすさにあるのだろう。「12時間だけ犯罪が合法化されたアメリカ」という設定は、シンプルだがダイナミックに広げやすい。
映画版でも少し見て取れるが、ドラマ版ではパージを前提とした世界観もっと掘り下げて、異常事態下での生活や新しい経済が生まれている様子を描いている。
パージ時の不文律やローカルルール(救護車は襲わない)などが意識されれている一方で、犯罪が合法になることでできる商売に精を出す人々の姿はリアリティがある。設定だけを使ってもっと小さな関係性の話にすることもできるだろう。
「パージ」シーズン2、終わってみたらダメダメでしたという可能性もあるけど、今のところとても面白い。パージは自在に使える便利な設定なのでどんどん続編や外伝を作って欲しい。
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