ハーモニクスはサビアンシンボルと照合する

ハーモニクスはサビアンシンボルと関係があるのかということについて書きます。
例えば、ハーモニクスは年齢も表します。
ジオセントリックのハーモニクス1なら、一歳のときの自分でしょう。
ハーモニクス10なら10歳、ハーモニクス60なら60歳です。
このときに度数にサビアンシンボルを重ねます。すると、
ジオセントリックハーモニクス1はジオセントリックホロスコープの牡羊座1度を獲得した場合と読めるのではないでしょうか。
人間の寿命は現在大体80歳ぐらいなので、その場合双子座の20度ぐらいまでをテーマに生きることが出来ます。

また、ハーモニクス360を越えると二週目を迎えます。このようにして人間の魂は永遠に成長を止めることがありません。各天体をさまざまなサビアンシンボルで経験する内に、自分の可能性に気がついてさらに上の階層にいくことも可能になるでしょう。
実際、私の場合太陽星座分割図での水星度数は、ハーモニクス9(つまり、最初の射手座意識)と同じであり、今年のハーモニクス天王星は度数は、太陽星座分割図上の海王星と同じ度数に当たります。
このようにして一つ、また一つと惑星意識を経験する内に上の階層へたどり着くことが出来ます。

そこで、ジオセントリックのハーモニクスで太陽意識を得ている場合自分から見て自分がどう見えているのかを観察することが出来ないかと考えました。
ヘリオセントリックホロスコープは自分から見た視点ではないので、そのとき自分をどう解釈するのかまでは見えませんから、もし分かれば有益なものになる筈です。ジオセントリックハーモニクス太陽度数をチェックします。
下は私の例。

この図は純粋に太陽だけの度数で切り取ってみていますから、もしハーモニクス番号がサビアンシンボルと共鳴するならかなり性格に私の意識を表しているといえるのではないでしょうか。
私が以前から考案している分割図と見比べてみると…木星と土星のスクエアは同じです。あと、水のグランドトラインも。驚いたのは、月の度数はジオネイタルホロスコープのドラゴンテイルだったことですね。しかも月山羊座…確かに山羊座は苦手です。どうしても理解できないもの。(-""-;)
正確に言うと、山羊座的なものに触れたくない、と言った方が正しいかもしれませんが。山羊座は生き残るためにどれだけ腹黒くても純粋なフリをします。具体的にはそういうところがかなり苦手です。

ただ、意識の階層は宇宙を七つ(太陽から土星まで)に分割することによって行ったり来たりする筈なので倍数でかけていくハーモニクスが何を意味しているかまでは正直分かりません。

このハーモニクス259の図も、なーんか見覚えあるなと思ったら、私のジオセントリック出生ホロスコープ5ハウス(獅子座領域)分割図である魚座分割図にかなり類似した傾向が見られました。(見にくくてすみません。)

結局ジオセントリックホロスコープの太陽は最も低いレベルでの自己表現なので、太陽がない筈の魚座で自己表現した場合と同じような様相を示してしまうのかもしれません。
5ハウスが太陽と同じエネルギーを持っている可能性もありますが、単純にジオセントリックの出生図の太陽の階層を考えた方が分かりやすいでしょう。
まあ確かなことは分からないので今度検証してみますね。

結局、分かることは、ハーモニクスがサビアンシンボルと共鳴するなら、ハーモニクス占星術とは、星盤を永遠に進化し続けることが可能な技術であるといえることだけです。

別のアプローチ

一方、私は以前から意識の階層は太陽星座分割図によって上がることが出来ると考えています。
そのチャートを出す方法は、こちらを参照ください。基本的な考え方は、惑星は太陽を分割した存在であり、太陽星座でチャートを分割することで太陽を使った際の意識の変容を観察できるという考え方です。ただし、この場合出生図の太陽と同じサインにある惑星の分割図への影響は否めないかもしれないとも考えています。
個人的に出生図は月の領域(参考記事)だと思っているので、出生図の太陽星座で分割した場合、その分割図はH48の低速な思考になります。
(H云々カンヌンとは、グルジェフのエニアグラムで使われている意識階層の名前です。)
H48でハーモニクスを使った場合、通常の低速な思考における自分のその年の様子を見ることも出来ます。下は、ジオネイタル星盤を太陽星座で分割し、更にハーモニクス年齢で惑星の度数を計算したものになります。

ついでに、今年のジオネイタルハーモニクス年齢と見比べてみましょう。

よく見ると、H48水星の度数とH96木星度数が蠍座二度。水星土星スクエアは消えますが、水星木星スクエアは残ります。

個人的な感覚としては、H48の方がしっくり来ます。実は、双子座17度については牡牛座の思考感覚に当てはまるところがあり、去年から割と意識するようにしています。

双子座　１７度たくましい若者の頭が、成熟した思考者のそれに変わる
前の度数と対立的な意味をもったこの度数では、知識を消化したり、学習したりするときの姿勢はとても内面的で、情念を刺激せず、静かに待つことで、心が成長していくというタイプを暗示している。ゆっくりと変化していく知的な成長。なにかを知っても、即座にそれを議論の的にしない。しばらく放置しておいて、自然に正しい判断ができるまで待つことになる。情感から心へ、本能から思考への知的な変容のプロセスに関連するといわれているが、この度数の持ち主を観察している限り、身につけた知識や考えが、気がつかないうちに浸透して、人柄まで変わってしまうという傾向があるようだ。同時にさまざまなことに影響を受けやすい傾向も否定できない。

(引用サイト)

ただ、水星木星スクエアが示す通り興味の幅は広がるものの知識を感覚に落とし込むのに苦労しています。
それが土星的に感じられるときもありますが、私が望んだことでもあるのです。土星としてただの試練だと考えるよりも、トールハンマーとして使いこなす方が良い。自分自身の気付きをより詳しく得られるのが分割図の良いところです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。半分分割図の宣伝みたいになってしまいましたが、占星術の醍醐味はやっぱり、いろんな考え方を試して楽しめることですよね。
これからもいろんな変なことを書き散らすので、よろしくお願いします。
ご意見、ご感想、コメント欄にてお待ちしています。