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義母と作ったお食い初め

生後100日が過ぎ、娘のお食い初めをしました。

前々から密かに出来たらいいなと思っていたのが、義母と一緒に作ること。

お食い初めのメニューもレシピもネットで検索すればいくらでも出てくるけれど、せっかく母としての大先輩と一緒に暮らしてるんですもん。一緒に作らない手はないなと。
こちらからお願いせずとも、義母もそのつもりでいてくれて一安心。

数週間前に日にちを決めて、じゃあ鯛はあのお店に予約しておくね、じゃあ私は煮物を作りますね、うちはいつも赤飯はおふかしで作るのよ、香の物はきゅうりでいいですかね?なんていう風に少しずつ少しずつ相談しながらメニューを決めていった。

買い物も一緒に。
スーパーで買った物ももちろんあるけど、なるべく地元産のものや、地元のお店のものを使うようにした。

おふかしは義母の得意料理のひとつ。(と勝手に思っている)

もち米は前夜から浸水させて、強火で10分くらい白蒸かし。潰れ具合を確認。

一度ボウルにあけて、柔らかすぎず硬すぎずに煮た小豆を煮汁ごと混ぜる。

もう一度強火で5分くらいふかして出来上がり!
これが私も大好きな渋谷家の味。

お吸い物の三つ葉は結ぶといいよ、と教えてもらう。はーなるほど。

「正しいやり方は知らないんだよ、ぜんぶ自己流よ」と義母はいつも言うのだけど、いえいえそれこそ知りたかったのです。ネットにもどこにも出ていないアナログの情報。

味を受け継ぐ、なんて言うとお互い重く感じてしまいそうなので言わないようにしているけれど、こうやって一緒にキッチンに立つことで自然と身についていくといいな、と思っている。

器は、友人の陶芸家 林彩子さんが作ってくださった世界に1セットだけの宝物。
台座は30数年前、私の実家で弟のお食い初めの時に使ったものを譲り受けた。

鯛とはまぐりは義父が地元の魚屋さんに取りに行ってくれた。(そのお店は、鯛を焼いてくれるサービス付き。大きすぎて一般家庭のグリルには入らないのでとても助かる!)
主人は食べさせる役目を。笑

それぞれが、出来ることを精一杯やったお食い初め。
みんなが願うのは、この子の成長。
いっぱい食べて大きくなーれ!

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