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出る杭は打たれる、それが地域

「出る杭は打つ」
これは地域あるあるだと思います。狭い地域であればあるほど、ガンガンゴンゴンと打たれると思います。

私が調査している地域でもガンガンと叩かれている企業があります。話してみるとその企業の言っていることは、地域づくりにおいてとても大切なことです。しかし、企業として長年成り立っているというだけで、地域内での一人勝ち感が強くでておりガンガンと打たれています。

このような実態は頭が固いとか、嫉妬とか、住民の理解不足みたいな扱いになり、地域づくりにおいての課題として取り上げられるところだと思います。

でも、これこそが地域ですよね。一人勝ちを許さず平等を好む。人間味全開ですごく好きです。この実態を聞いたときには、「そうだよね、そうだよね、地域の人みんなで大事に育ててきた作物を、地域づくりだという理由で一部だけが外部に売り出して儲けていたらそりゃ面白くないよね」と言う気持ちです。

住民の理解が得られない部分は課題というより、地域の性格や特徴と言えることも多いと思います。これは変えることはできないし、出来れば変えてはいけない部分かもしれません。地域における一種の防衛術のような役割の可能性もありますからね。

でも、頑張っている人を打ってばかりいては何も変わりません。人を打つ人ほど地域づくりに興味がないのかもしれませんね。こういった人達の理解を得ることは大事ですが、なかなか難しいですよね。そういったところも人間らしくて好きですけど。

そんなガンガン打たれている企業ですが、地域づくりの肝になることは間違いなさそうです。マーケティングみたいなものにも興味があるみたいですが、やっぱり地域の目を考えると大きなことは出来ないかも知れません。

実態はわかりませんが、成功しているように見えているのが問題なのだと思います。"成功"っていうのがキーワード。でも、かみ砕くとやってみたいのは子どもたちに会社のことを知って欲しい、外部の人に農作業体験させてあげたいといった思いで、これらを実現したところで成功しているといった言葉は合わないような気がします。

「あの会社成功しているな」でははく「素敵なことしているな」といった印象を与えるのが大事だと思います。そんなことを社長さんとお話していて思いました。私もそれをお手伝いしていきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。


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