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"キリエのうた"観てきました🎤💫

監督 岩井俊二と音楽 小林武史、
しかもそこに大好きな人が出るという、
なんとも最高な映画に出逢えました。

正直観るか悩んだこともあったけど、
映画館で観れて本当によかったです。
一緒に見てくれてありがとう〜

無事に手に入れられて嬉。


壮大で繊細で深くて、こんな映画初めてでした。
胸がとっても熱くなりました。

178分あっても足りない、もっと観てたい、
もっとこの世界に浸ってたい。
そんな映画の世界でした。

まず夏彦から。

夏彦は事前情報と全然違った、良いやつじゃん。私、夏彦好きやで。

夏彦の辿ってきた13年間、
一部分が長く映ってて空白な部分が多かった。
どう過ごしてどんな感情を抱いてきたんだろう。
考えること多いです、彼には。


辛くてもがき苦しみながらも、大阪まで行って、キリエから、ルカから逃げずに
会って向き合った夏彦、
心のある人だなって思った。
生きててくれてありがとうって、心底思った。


先生に"自分のしでかした事を無かったことにしたい気持ちもあります"って言葉、
誰かに初めて言えたんだろうな、
言えてよかったね。
私も少し解けた気持ちになった。

にしても、大阪のシーンとってもよかった〜
先のこと想像できたはずなのに、
ちゃんと預けた先生えらいし、
そこに歯向かわない大人な2人に安心した。

夏彦が出てくる最後のシーン、
ルカの路上ライブに出演した後の、
許してくれってあのシーン、
本当に本当に、本当によかった。いや本当に。
ここ観るために劇場に何度か足を運びたいです。

報われてね、夏彦。



ごめんなさい、私キリエちゃん、、あんまり、、

難しいよね。
青春の過ちって言葉で片付けていいのか。

親が医師の1人息子、大事な跡継ぎ息子。
全く育った環境が違う2人が出会って、
好きとかではなくて色々から逃避したい気持ちを抱えた複雑な青年と、赴くままに好きが募っていった無垢な少女。

キリエ母に会いに行ったとき、神からの〜って
言葉を聞いたときに夏彦はどう思ったんだろう。

夏彦は神社でお参りしてたけど、
彼女の信仰は違うし、
ここでもうすでに2人の違いは明確。

夏彦にとっては"過ち"だけど、
キリエにとっては"幸福"だっただろうし、
その温度差は各々感じとってたはず。

何が夏彦の覚悟の決め手になったのかわからないけど、地震のとき電話で"揺れてる"の表現で夏彦の決意は伝わってきた、けどまだ揺れてた…?かな

その後のキリエの現実じゃない発言は、なんか、うん、いやあのさぁと思った。
まぁキリエは"そういう子"なんだろうよ。

夏彦はそんなキリエと向き合って、覚悟決めて、ちゃんと追いかけたんだよ、あの日何もかも振り切って、一心不乱に追いかけたんだよ、あのシーン思い出すだけでも…。

キリエと夏彦のシーン少なかったね、
予告やポスターにあったシーンもなかったよね。

あっ、、おLOVEなところね、
必要で綺麗な良いシーンだと私は思いました。
松村さんの美しさが際立ってた、良きだった。
"好きだよ"の言葉、今思い出すだけでも苦しい。

考えることが多い、この2人の出会い。




まおりちゃん。イッコちゃん。
いや、ほんと、とにかく広瀬すずが良すぎる。

色々あったけど、まおりもイッコも
ルカに出会えてよかった、に尽きるな〜


まおりと夏彦とルカのギターのシーン、
3人の生きる糧の真ん中には音楽があった。
キリエのうたって題名を感じたシーンだった。


結局"イッコ"に夏彦は出会ってないのが、
なんかそれがよかった。

ルカとの海のシーン、
"感動したのはなんといってもあなたの歌ですよ"
彼女が13年間で大事に想ってきた、
全てが詰まってる気がした。


最後のイッコが本当に、、
生きててほしい彼女には。

かすり傷。。。


青い花束の花言葉には何か意味とかあるんかな、そこまで調べきれてはないけど。

映画に出てる広瀬すずが好きです。
今回も本当によかったです。



この映画に音楽が、歌があってよかった。

最後のあの讃歌のシーンがあるから、
登場人物たちに色んな想いを抱いて
重くなる映画じゃないんだなって。


ちゃんと歌で背中を押されたり
上を向こうって伝わったから、
観てよかったってなる映画だと思った。


讃歌のシーン、
夏彦もイッコさんもいなかったな。


映画に出てくる人たち、
色んな苦しみとか絶望とか抱えてるけど、
みんな生きてた。

歌詞を借りると、
"希望とか見当たらない
だけど
あなたがここにいるから"
だから、みんな生きてた。


音楽っていいね、最高だね。


セリフやシーンをこんなにも記憶に残したくなる
そんな素敵な映画、初めてでした。



人生で大事なものに出逢えた気がします。


大好きな人が、念願だった方とお仕事できて、
そしてこんな素敵な作品に出逢わせてくれて
ありがとう。


また素敵な作品に出逢わせてください💫

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